今日の新聞を読んで（４９７）：官房機密費、11.6億円は領収書不要の使途？

 官房長官の部屋には金庫があり、一定の金額が保管され、減るとすぐに補填されるという。その官房機密費がこの1年、13.3億円になり、うち11.6億円が領収書不要の使途だったという。

民主党政権の時も使途を公表していない。それだけ怪しい、公になってはまずいカネなのだろう。

議員が海外へ視察に行くとき挨拶に行くとカネがでる。政局で与野党ごたごたしているときに　カネをもって野党を回るとうまくいくらしい。金丸さんが「潤滑油」と表現したのは面白い。

小沢さんが自民党を離党した時に官房機密費は空っぽだったという。出所は税だが自分のカネのように扱っている。

安倍さんが溝手さんを嫌って落選させようと参院選広島地方区で河井さんを公認し1.5億円を支出、「政治とカネ」の問題になったが、その出所を官房機密費と疑っていたが、自民党本部からだという。

菅さんは、官房長官時代に権勢をふるった。内閣人事制度の悪用とともにこの官房機密費が役立ったのではないか。

政治の世界はカネ次第だ。

政局がどっと動くときは官房機密費が効いた時か。