2021年10月22日金曜日

今日の新聞を読んで(500):何故、安倍、麻生元首相が選挙応援で人気があるのか、本当か

 選挙戦が始まってもうすぐ1週間、メデイアは岸田首相、野党共闘の状況を伝えるが、選挙応援に「あの悪夢のような政権・・」(民主党政権ではない)の主導者である安倍、麻生元総理が人気者という。

私も2回ばかり秋葉原での安倍さん、麻生さんの選挙戦締めくくりの演説を聞いたことがある。1回目は東京1区から新人のYさんの応援演説の格好だった。駅前広場に多くの聴衆を集めてほとんどが自民党の応援か。

何故、秋葉原かというと、麻生さんがマンガ好きで「ゴルゴ13」のファンということもあり若者の漫画オタクが集まる秋葉原で若者票を集めるつもりだったのだろう。

2回目はちょっと様子が違った。安倍政権も批判が集まり、反対の幟も目立ち、それを隠すように自民党支持団体の幟が目立った。警察官の姿も目立ち騒動を心配したのだろう。

今回は麻生さんは自派の若手候補者の応援だという。派閥の挨拶で「気を付けよう夜道と3回生」と発言し、3回生の厳しい立場を表現していた。

一方、安倍さんは西、東に応援に回っているというが「あの悪夢に逆戻り・・」と発言しSNSで批判が高まっているという。

誰が考えても民主政治の根幹を揺るがす結果になった安倍政権の方が当時の民主党政権より「悪夢」と思うが、安倍さん本人はそうは思っていないのだ。

「政治とカネ」の問題も十分な説明責任を果たしていない。野党はその点もついている。争点になっているのだ。

さらに、今回の自民党総裁選では岸田vs小石河連合で裏でいろいろ動いたようだ。地方の党員に人気のある河野、石破に反抗した結果が裏目に出ないのか。

安倍さん、麻生さんに集まる聴衆は「物珍しさ」「有名人見たさ」のためで、集票にはあまり関係ないのではないか。

そこのところがわかっていない安倍さんの自民党内での評価に疑問が出る。一度徹底的に負けた方がいいのかもしれない。



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