2025年9月22日月曜日

今日の新聞を読んで:プーチンはトランプを見透かしている、仲介など無理?

 先のアラスカでのプーチン、トランプ首脳会談には期待よりも驚いた。赤じゅうたんが敷かれた通路を「世界のお尋ね者」プーチンが歩いて迎えるトランプに近寄った。恐らくプーチンの機嫌を取って会談での成果を期待したのだろう。

しかし、会談後、トランプはいつもの「成果があったと言い、今後は停戦でなく和平交渉になる」とロシアとウクライナの直接交渉を訴えた。停戦交渉を飛び越して和平交渉だというのだ。

しかし、その後の情報で、ワーキングランチはせずにプーチンは立ち去ったという。だったら会談は失敗かと思ったが、プーチンのウクライナ攻撃は激しくなりキーウに及んでいる。

そしてさらに、NATO国のポーランド、ルーマニアへ領空侵犯も繰り返し、トランプは不満を表明、さらなる経済制裁としてロシア産原油輸入国に2次関税を匂わせ、ロシアの財政赤字を積み増そうとしているが、G20, インドにはそれぞれ国内事情があるらしい。

新聞報道では、NATO諸国への威嚇のための領空侵犯で関係国に警戒感を植え付け、さらに背後で米国がどう動くかのチェックをやっているのだという。

ウクライナとの交渉で優位に立つためにウクライナへの攻撃を続け、領土分割を狙っている。

トランプは大国を相手の交渉では大国の言い分を取り入れることが大事と、プーチン寄りのスタンスをとっておりが、プーチンには有利な状況だ。

もうトランプ大統領にはウクライナ、ロシアの仲裁する資格はないと考えるべきだ。トランプには和平後のロシアへの経済制裁解除での利権が目に見えるのではないか。フランシス・フクヤマ氏も言っているように「個人への利益」優先なのだ。

0 件のコメント: