2025年9月24日水曜日

自画自賛のトランプの国連総会演説:「自分はすべてに正しかった」と言うのか

 トランプ大統領の国連演説を各国の代表はどう評価したか。テレビ画面を見ると席は満杯で、退席した場面などうかがえなかった。新聞報道を見ると国連をはじめ、各国の批判を繰り返し「自分の政策はすべて正しかった」というのだ。

米国は国連への分担金を縮小したため運営に苦慮しているし、先には国連をケニアに移転する提案もしていた。

トランプは紛争を解決するために外交で努力しているが国連は余り支援してくれなかったという。ある意味では分かるが、国連自身の機能にm子関係する。常任安全理事国にロシア、中国、アメリカにかかわる紛争で国連は提案しているが、拒否権発動でほとんどが無意味になっているのだ。

石破総理が最後の外交で国連での演説をしたが、安保理の改善を訴えている。

米国はCOPからの離脱をし温室効果ガスの削減に気候変動対策を「信用詐欺」と言っている。英独のクリーンエネルギー政策も批判、ギリシャ、スイスの移民受け入れに反対、ブラジルには意に沿わぬと関税をかけている。

トランプの意向に沿った政策は「正しく」、逆は間違っているというのだ。意に沿わぬは「地獄に落ちるぞ」とは言いすぎではないか。

ウクライナ侵攻でも大国プーチン寄りの考えで紛争を解決しようとしたが、結局はプーチンに失望し、最近では「欧州が協力すればウクライナは領土を奪還できる」とまで言い出した。ロシアは「張子の虎」だというのだ。EU, NATOに奮起を促しているようだ。

今回の国連での出来事はトランプ大統領の機嫌を損ねた。

新聞では夫婦で乗ったエスカレーターが途中で止まったり、プロンプターは故障し原稿を読み上げる結果になったと生んだり蹴ったりの国連だった。

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