2016年7月8日金曜日

東京都知事候補者選び(11):候補者乱立、「悪さ加減の少ないのは誰」?

東京都知事候補者が乱立気味、まともに政策を聞くことなく「悪さ加減の少ないのは誰」が選択基準になりそうな気配だが、批判されていた知名度もバカにならない事になりそうだ。

都連、都議会はブラックボックス、日本を飲み込むブラックホール東京と言われれば納得がいく。問題は具体的な政策だが時間がない。

先出しジャンケンの小池さんが一歩進んで政策(?)らしき物を発表した。冒頭解散、利権検討チーム、舛添問題第三者委員会設置の提言は、都民vs都議会、自民都連の構図である意味、都民に取っては理解しやすい。

「冒頭解散」は本当に出来るのかという疑問もあるが、冒頭の施政方針で利権を含めた東京都議会に挑戦する政策を打ち出せば議会も危機感から不信任案を提出する機会もあるのではないか。寧ろそう誘導することにより議会を解散、議員総入れ替えも夢ではない。

都議会には利権が埋まっているという。非公開で決められることが多いのだ。そこにメスを入れて利権をさらけ出す事は可能だ。事業仕分けで選別していく手もある。でもブレーンをどうするか。

舛添さんの問題も疑惑はほとんど解明されないことに都民は怒っている。議会のだらしなさも問題だ。でも舛添さん本人が出てくるのか。挨拶もせずに出て行った人間が出てくるはずがない。

そういうことを考えると小池さんの公約(?)は、内容の不十分なメデイア受けするキャンペーンなのか。

増田さんは東京vs地方、東京をどう作り直すのか。難しい局面になった。特別区長会、市長会は出馬要請しているが以前の敵をどう取り込むのか。ビジョン作りに失敗すると一気に信用を落とすことになる。

「正義の味方」宇都宮さんは3度目の挑戦という。前回も98万票を獲得し次点だった経験がある。野党が共同して推せば自民分裂も加わって可能性は出てくる。ただ、オリンピックを否定した過去もあるが、今後は拠出金を如何に圧縮出来るかだ。

タレントの石田さんが名乗りを上げそうだ。市民団体が推すらしいが「子育て」に力を入れるという。安保法案での国会前集会で「戦争は文化ではない」と拍手喝采だったが知名度で小池さんが割を食うか。

何故か、昔新自由クラブだった山口さんも出馬した。金集めで詐欺事件を起こした過去が有り、自らクリーンではないと言っていた。そのほか常連さんも顔を出す。

この中から「悪さ加減の少ない」都知事候補者を選び出すことになる。

消去法で行くと小池さんということにもなりかねないが、自らの活躍の場を行き詰まった国会から都知事に移すだけの目的なら反対だ。迷惑な話だ。


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