自民党の都知事選候補選びが混迷している。節操を守り舛添氏公認を諦めるか、節操を捨て舛添氏公認で勝ちに行くか。肝心の舛添氏は投開票まで余すところ1ヶ月というのに「白紙」状態だという。
何と無責任なことか。それとも自民党から声がかかるのを待っての「後出しジャンケン」で優位を保とうとしているのか。メデイアに「本命、本命」と騒がれると事前運動の効果がある。
年末、年始の自民党の都知事選・候補者の世論調査では舛添さんが最も支持が高いという。何回やっても同じだそうだ。自民党側からリークされた情報だろうが、何の目的があってのことか。
でも、自民党にとっては、除名処分にした因縁浅からぬものがある。
2009年、自民党が敗北し下野する事態になったとき、当時参院議員だった舛添さんに党再建が託されたが、舛添さんは「自民党の時代は終わった」とさっさと離党し、新井さんのグループと新党を結成した。当時、舛添さんに何人ついて行くかが注目されたが、ついて行く議員は居なかったと記憶している。頭は切れるが人徳がないとも言われたものだ。
自民党が一番大変なときに自分勝手に離党した為に除名処分にした。その処分が今となって自民党候補選びに障害になっている。
自分のご都合主義で離党し、期待されるムキもあったが支持が広がらず挫折した舛添さんに都知事としての資質があるのか。しかも「オレがオレが」の舛添さんでは議会対策で猪瀬さんと変わらないのではないか。
自民党は勝つために節操を捨て舛添さんを擁立するか、節操を守り舛添さん擁立を諦めるか。難しい選択を迫られることになるが、身体検査で早めに可能性の判断を下すべきではないか。またスキャンダルではたまったものではない。
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