集団的自衛権行使反対・官邸前集会 2014.7.1撮影 |
1日午前10時頃、昨日に続き2000人規模の集会になると言う集団的自衛権行使反対官邸前集会に行ってきた。「戦争反対」、「9条を壊すな」、「集団的自衛権にレッドカード」、数々の独創的スローガンを掲げ約600人が集会をやっていたが、臨時閣議の始まる「午後3時頃もう一度集まろう」と主催者が訴えていた。
「国民の生命と財産を守り抜く」と訴える安倍総理が強く進める団的自衛権行使容認を「何でそんなに急ぐのか」と考える国民がほとんどだろう。その行使容認の閣議決定案に自公が合意出来たために今日、閣議決定するのだ。
いつの間にか集団的安全保障の考え方も出て来たが、戸惑う公明に配慮して明記だけは避けたようだ。
多数の議席を確保し、タカ派的政権運営を強行する安倍政権だが、何故か、集団的自衛権では公明党が批判の的になった。「何が平和の党か」と言うのだ。いつもそうだが、「ここはと言うとき」は必ず公明党は政権にすがろうとする。
野党がだらしないので、必然的に公明党が政権のブレーキ役に回るが、今回の集団的自衛権行使は野党側にも容認派がいることが野党のまとまりを欠く結果になっている。
この国会での不十分な審議のまま閣議決定された集団的自衛権行使もまだ法改正が残っている。そこで権利と義務が具体的に明確化されるのだろうが、何故か、春の統一地方選挙後の話になりそうだ。ここでも政権はまともに国民の審判を避けようとしているようだ。
1日、官邸前集会を取材しようと10時頃国会周辺に言ってみた。
国会前の通りはいつもより静かで警察車両も少ない。大したことはないじゃないかと、参議院を回り議員会館の前に出た。フェンスが道路に従っておかれて警察官がロープで植木などと固定していた。午後からの国会周辺デモに備えているのだろう。
小学生の国会見学も少ない。国会周辺デモが予定されているので控えたのだろうか。
ところが、国会記者会館前、国会議事堂前駅付近に来ると幟やプラカードを掲げた多数の人が集まり、主催者が「9条壊すな」「戦争反対」「閣議決定反対」「解釈改憲反対」などシュプレヒコールしていた。
道路に出させまいと警察官も必死で、狭い歩行者道路がごった返している。社民党の福島前党首の顔も見える。
プラッカードも様々だ。それぞれ考え抜いた結果だろう。
ロイターが若い女性にインタビュー |
「戦争反対」
「9条を壊すな」
「勝手に決めるな 国民は許さないぞ 9条大好き」
「武力で日本の安全は守れない」
「安倍 嘘つきは泥棒の始まり」
「安倍、山口 クーデターを許さない」
「安倍は壊す 私たちは作る」
「レッドカード 集団的自衛権=戦争」
「安倍退陣」
テレビクルーも4社が目についた。
外国通信社のロイターが集会に参加していた若い女性にインタビューしていた。女性は「私は戦争を知らないが、二度と悲惨な事があってはならないと思い参加した」という。
テレビクルーには、中国のテレビ局もインタビューしていた。集団的自衛権で自衛隊の活動が強化されることに中国は警戒しているのだ。
テレビクルーには、中国のテレビ局もインタビューしていた。集団的自衛権で自衛隊の活動が強化されることに中国は警戒しているのだ。
戦争反対 |
「憲法9条を守れ」、「戦争反対」がほとんどの人たちのわかりやすいスローガンなのだ。
圧倒的多数の議席を自民党に与え、安倍総理のYESマンを集めた閣議で、何でもやりたいことを決めてしまうやり方は立憲主義の崩壊につながり、極めて危険な安倍政権だ。
国政選挙はもっと先、春の統一地方選でも集団的自衛権行使を争点から外せば、何時まともに集団的自衛権行使を国民が審判出来るのか。
9条を壊すな 解釈改憲反対 中国のテレビ局のインタビューを 受ける集会参加者 |
憲法改正はハードルが高いので解釈見直しで対応しようとするが、安倍総理の言うように「抑止力を高める」事になるだろうが、一方で「戦争になる」危険もあるのだ。それを政権の判断に預けることの是非が問われている。
集団的自衛権にレッドカード |
勝手にきめるな 国民は許さない |
武力で日本は守れない |
安倍、山口 クーデターを許さない |
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