気象庁 地震情報 2014.7.12 |
7月12日朝4時21分頃、福島県沖を震源とする地震が発生、東北、関東、中部の広範囲で震度4を記録、地震予測も的中、津波警報も出された。朝起きてラジオを入れると津波警報を報じているので急いでNHKテレビに切り替えると1mの津波予測と「海岸に近寄らないでください」と繰り返していた。
私の住んでいる東京・大田区では震度2だから寝ていても感じなかったのだろう。
震源域は福島県沖で、いわき東140kmだから、3.11東北地方太平洋沖地震の日本海溝に近い場所だ。深さも10kmで浅い。今までもこの辺では地震が頻発しているが、津波が発生するのは10~20cm(予測では1m)とはいえ珍しい。
気象庁は3.11の余震で今後1週間はワンランク下の地震が発生する可能性を警告し
ている。
同じ時間帯で日本各所で揺れている 気象庁「最近の地震活動」から |
Tenki.jpで調べると、福島県沖を震源とする地震で規模の大きいのは最近では、7月12日 M6.8,7月5日 M4.5,6月27日 M4.8,6月16日 M5.8,6月7日M4.0が発生している。
国が警戒している福島県沖地震はM7.4で、30年以内の発生確率は10%、200年間隔で発生しているという。今回も地震の規模から見ると小さい。
この辺では何時発生してもおかしくないと言われた宮城県沖を震源とする地震があるが、3.11の東北地方太平洋沖地震ですでに動いたのではないかと言う説も出ている。
ところで、いつも問題になるのだが、今回の地震を予測している機関があるかどうか調べてみた結果、2件の予測の情報が見つかった。
一つは、「大地震の予知と天変地異」によると、2014年7月11日倉敷でM6後半の規模の帯状地震雲を観測したと言い、発震場所は3カ所想定されているがその一つに福島県~宮城県~岩手県の沿岸沖一帯が含まれている。
2つ目は、Hazard Labの6月18日発表の「地震予測情報」で、福島県沖で牡鹿半島の南東192km(実際にはいわき東140km)、M5~6(実際にはM6.8)、予測期間6月18日~7月17日(実際には7月12日)になっている。
実際に的中していると見て良いのではないか。ただ信頼度レベルがD(低い)となっているだけだ。
どういう技術で予測しているのか知らないが、注目すべきではないか。
Hazard Labの「地震予測情報」 2014.7.18発表 的中しているのではないか |
3.11のアウターライズ地震としてM8クラスの巨大地震が心配されている区域だ。明日なのか、数十年先なのか分からないところに対策の難しさがある。
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