メデイアのWEB版(2014.6.30)が一斉に理研がSTAP細胞実証実験に小保方さんを参加させると発表したことを報じた。それで本当に決着出来るか。「第3者での再現に成功例なし」、「STAP細胞の証拠がない」と言われながら、小保方さん一人が「STAP細胞はあります」「200回以上成功している」と言いはるのだから、本人自身が実験し成功するかどうかで決着させるしかなくなったのだろう。
改革委員会も提言し下村文科相、山本科学技術相も要請しているのだから、それに答えることにもなる。
実験は、理研関係者の立ち会い、ビデオ撮影など厳重な監視下で行い期間は7月1日から11月30日までの5ヶ月間だという。
すでに始めている検証実験の中間報告は8月で、関係者の処分を決める懲戒委員会は、一時停止するらしい。
実証実験の結果を待って処分も決めるのだろう。
ところで、懲戒委員会が中断することは理研にとってはホッとしたのではないか。面倒なことが先延ばしになると言うのだ。
一番の責任がある野依理事長を守るためには、小保方さんを始め処分のバランスが難しい。小保方さんに「極めて厳しい処分」を下すと、地位保全の裁判になるだろう。そのために小保方さんは弁護団を抱えている。
それを回避する為には、小保方さん自身に実証実験をやらせることなのだろう。でも実験に先立って小保方さんと関係者で情報の共有が出来ているのか。小保方さんが勝手なことを言っていては話にならない。
小保方さん自身でも「再現できなかった」場合、「STAP細胞はなかった」ということになるのだが小保方さんが「簡単に認めるか」だ。
「あの時は出来た」、「でも、あるはず」と主張すれば面倒なことになる。アイデイアを信じるバカンテイ教授も背後に付いている。「STAP細胞を否定する」ことは容易ではない。
実証実験に成功すれば問題ないが、「失敗」しても簡単には決着できない。そこのところをどうするか了解されているのか。
詳しい実験法、結果をどう判断するのか。ホームページで公開すべきではないか。
詳しい実験法、結果をどう判断するのか。ホームページで公開すべきではないか。
ところで、懲戒委員会を中断すると言うが、それまで野依理事長や理研の理事、竹市センター長、笹井副センター長、小保方さん等の処分は5ヶ月間宙ぶらりんになると言うことか。
小保方さんの「極めて厳しい処分」は、実証実験の結果を見てと言うことになるのだろうが、その他の関係者の処分は迅速に進めるべきではないか。野依理事長や竹市センター長は「改革を進めることが自分の責任」と勝手なことを言っているが、今の理研のトップ層に期待している人はいないだろう。
5ヶ月後の処分と言うことでは処分も改革もだらけてしまう。
野依理事長は即辞任し、他の幹部も自ら進退を明らかにすべきではないか。日本の科学界の信頼を著しき失墜させた責任は余りにも大きくないか。そこのところの認識を共有しているのか、はなはだ疑問だ。
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