2014年6月6日金曜日

STAP細胞の真実?:小保方さんは「言い訳」より疑惑に答えるべきでは

STAP細胞の真実を知っているのは、主要著者の小保方さんだけだ。弁護団を通じての「言い訳」「愚痴」よりSTAP細胞に寄せられた疑惑の一つ一つに答えるのが小保方さんの今の使命ではないか。小保方さんは論文発表の記者会見で「ピンチになった時、誰かが助けてくれた」と言ったが、いまは誰も助けてくれない。自分自身で切り開くしかないのだ。

疑惑まみれのSTAP細胞論文も小保方さんが撤回に同意した結果、全員が撤回に同意したことになり白紙に戻る結果になった。撤回に同意しても小保方さんは「本当の気持ではなかった」とか「検証実験に参加したいため」とか、弁護団を通じてコメントしている。

しかし、言い訳は、もうよしたらどうか。弁護団に本音を話し、弁護団がそれを記者団にコメントすることで世間に小保方さんの本音を知ってもらおうとしているのだろうが、今は逆効果ではないか。

今は、STAP細胞に寄せられた疑惑に答えるべきではないか。弁明記者会見では質問が制限されていたためか、「STAP細胞作成にに200回成功した」と言っても「どの段階までの結果か」は分からずじまいで、憶測を呼び、後の笹井さんの記者会見で笹井さんの想像として「緑の蛍光を発した時点」(正確には覚えていないが)と言うことだった。

では、それでSTAP 細胞を作成したと言えるのか。

そして、この論文が出た当初から「ES細胞」が混じっていたのではないかと疑問が専門家からも上がっていたが、最近論文資料の解析、若山さんの第三者機関への解析依頼結果からもその疑惑が高まっている。「そういう混在はあり得ない。やったことのない人の空論だ」というのが笹井さん達の見解だった。

また、小保方さんは記者会見で「明日失敗したらもうこの実験は止めようかと思いながら5年がたった」とも言った。この言葉は若い研究者、子どもたちに 「諦めずにがんばれは希望はかなう」というメッセージになったことは確かだ。

成功していればよい教訓になったはずだが、失敗したのであれば、「成功への見せかけで、ES細胞などを混ぜたのではないか」、「何かマジックを使ったのではないか」との疑問が高まる

「STAP細胞はあります」。論文撤回しても「STAP細胞はある」と確信しているのであれば、STAP細胞の真実を話すべきではないか。

言い訳、愚痴より真実を話すことが、このピンチを潜り抜ける一歩ではないか。ここらへんで意識を変えなければ「危険な研究者」の烙印を張られるのが落ちだ。


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