2014年6月3日火曜日

STAP細胞疑惑の幕引き:裏付けがなくなった小保方論文、検証はどうなる?

疑惑まみれで実験の裏付けがなくなった小保方STAP細胞論文、この辺で幕引きを急ごうとする理研、一体STAP細胞の検証はどうなるのか。これだけ日本の科学界の信頼を失墜させた改ざん、捏造事件だから幕引きも容易ではないはずだ。

msn(2014.6.2)によると、理研改革委員会がSTAP細胞検証実験に小保方さんを参加させるように提言したという。細かなテクニックが必要で小保方さんしか分からないのであれば、それも一つの方法だろうと考える。

しかし理研とは弁護団を抱えての闘争中だから、小保方さんが理研で検証実験に参加することはできないだろう。責任者の丹羽さんも「参加させることはない」と言っているし、野依理事長だって「未熟な研究者」にこれ以上振り回されたくないだろう。

常識から考えるとそうだが、理研に包容力があれば社会の批判をかわすために小保方さんを参加させることも可能だろう。しかし、小保方さんにとっては特別待遇を受けていたことから考えて、立場が難しいのは想像できる。

そこで浮かんでくるのが、東京女子医科大学と早稲田大学連携先端生命医科学研究教育施設(TWns)だ。小保方さんもここで研究していたことがあるし大和所長は恩師だ。国からいくらか補助金を出して半年で結果を出すということでどうだろうと考えたが、その大和所長も今回の小保方さんのSTAP細胞疑惑で心労のため脳梗塞で入院しておられるという。

小保方さんも精神的に不安定で入院していることを考えると小保方さんが検証実験に参加することは不可能ではないのか。それともOkが出たらすぐに参加できる状態でもあるのか。弁護団に囲われた状態では本当のことはわからない。

ところが、毎日新聞web版(2014.6.3)で「STAP細胞:小保方氏論文 万能性実験 裏付けなし」の記事が掲載された。

それによると、nature誌記載の論文と理研が許可した動物実験計画書、実験ノート間で記載内容が著しく異なり基本的部分で裏付けがないというのだ。

zakzak(2014.6.2)でも、共著者の若山先生が「STAP細胞は信じられない」と科学情報誌にコメントしたという。

共著者にも見放され、実験の裏付けもないのでは、STAP細胞実験なんてなかったことになるのではないか。

理研改革委員会も2本目の論文の疑惑についても調査するよう提言しているが、理研は拒否しているようだ。

これ以上調査すると、何が出てくるかわからない。だから調査せずに幕引きを急ごうとしていると見られても仕方がないことだ。

STAP細胞論文は疑惑まみれ、特異な環境下で推進された実験、主導的立場だった笹井さんは記者から逃げまどい説明しようとしない、小保方さんは精神不安定で入院ではどうしようもないSTAP細胞ではないか。

主要論文の撤回に小保方さん、バカンテイ教授が反対しているようだが、nature誌の独自の判断で論文を撤回したらどうか。

誰が再現実験をやっても成功しないのだから、一旦ひっこめてやり直しする勇気があってもいいのではないかと思う。

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