小保方・STAP細胞捏造事件も、それを否定する再現のポイントは「ES細胞を混ぜる」ことになるのか。16日、若山さんは記者会見で「再現できるのは小保方さんしか居ない」と今後は小保方さん自身が解決に向け行動するように促した。
若山さんは、今まで数十回再現実験を試みたが成功しなかったといい、今後STAP現象について実験したいとは思わないと小保方さんを突き放した格好だ。
小保方さん、笹井さんから「疑惑の責任は若山さんにある」との発言に最小限の反論を加えたことになる。
身内の理研、東大、若山さんの解析検証から「STAP細胞の存在」は「絶対にない」とは言えないが、限りなく不可能になってきた感じだ。
小保方さんが一言「成功に見せたいためにES細胞を混ぜました」と言えば全て解決し、今理研でやっている検証実験も無駄になり、即刻止めることになれば税金の無駄遣い防止にもなるのだ。
まともに論文の方法で再現実験しても成功しないのは当たり前で、成功したいためなら「ES細胞を混ぜること」が必須条件になるのか。
そんな事までして小保方さんは何を得ようとしたのか。
実験の不備が見つからなかったら、世界で初めて夢のある細胞をみつけたことになる。生物学の大家から「冒涜しているのか」と初回の論文の査読で批判されたと述懐していたが、このままだとその大家の言うとおりになりそうだ。
「明日実験に失敗したら、もう止めようと思いながら5年が経った」とも言った。「諦めずにがんばれば希望は叶える」と国民に感銘を与えたのも確かだ。
でも、こうなったら「何を言っているのか」と批判の対象だ。
小保方さんの詐欺師的行為は、理研の組織の解体、幹部の交代、理事の責任問題は勿論のこと、家族まで社会の目を避けて生活しなければならない事態まで引き起こした。
殺人事件など重大な犯罪について、犯罪心理学者が「自分の行為が家族をも含めてどうなるか予測する能力に欠けているのではないか」とコメントするのを聞いたことがあるが、もし「ES細胞を混ぜた」と言うのであればこの事件にも当てはまることだ。
ES細胞を混ぜなければSTAP細胞の再現が不可能なのか、ES細胞を混ぜなくてもSTAP細胞は作れるのか。
PC遠隔操作事件の片山被告は、自ら白状することにより事件は解決に向かったが、STAP細胞捏造事件では小保方さんはどういう行動を取るか。
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