STAP細胞の存在も証拠がないものになってきた。小保方さんはズルをしたのか、若山さんは記者会見で「ES細胞が入れば説明がしやすくなる」というのだ。若山さんは、このままでは自分に全て責任を転嫁される恐怖感から今回の行動になったようだ。
撤回はつらく、絶対にやりたくはないが、そうしない限り研究者として生きていけないかもしれないと思ったそうだ(毎日新聞2014.6.17)。
今回の若山さんの記者会見を各メデイアはどう報じたか。
毎日新聞、読売新聞は共に1面で「STAP証拠ない」と記し、読売は2面で「実験マウス矛盾だらけ」、39面で「再現全て失敗」と他紙に比べ多くの紙面を使って報じ、毎日は29面(社会面)で「責任転嫁される恐怖」と他紙にない見出しを付けた。
朝日新聞は、39面で「提供マウスと違う」とSTAP幹細胞の作製と遺伝子解析をイラスト入りで説明している。
各紙共に、若山さんが提供したマウスと違うことで「STAP細胞ではない」という。
ES細胞の疑惑が当初から出ていたが、小保方さんは弁明記者会見では「ES細胞はあつかっていない」と否定したが、研究室に「ES」と書かれた容器があり、若山研(当時)の学生がES細胞を小保方さんに渡したと証言している事が分かった。
この疑惑事件で理研の処分に小保方さんが不服の訴えを起こした場合、小保方さんがES細胞を扱っていたかが問題になるが、これで小保方さんは窮地になる事は確かだ。
今まで、若山さんに責任を転嫁しようとした小保方さん、笹井さんはどう考えているか。
理研という大きな組織にいることで若山さんは反論しないと思っていたのなら大間違いだ。
今後研究者としてやっていくためには、この辺ではっきりしておいた方が良いと若山さんが考えたのも理解できる。自分の責任もあるが、しっかり検証する責任もあるのだ。
自分の責任の取り方については、「自分で処分を申し出る」という(毎日新聞2014.6.17)。
若山さんは全ての再現実験に失敗したと言うが、小保方さんは弁明記者会見で「200回以上作製に成功している」という。この成功が憶測を呼んだが、笹井さんは「蛍光発したことを確認した時点」と推測していたが、若山さんは「1000匹以上のマウスが必要で若山研では供給できなかった」と小保方さんの成功例に疑問を呈した。
この報道に小保方さんは黙り戦術で、弁護団が逃げの一手のコメントをしていた。
弁護士は事件の真実を追究するのではなく、間違っていても小保方さんを守ろうとしている。
一方理研は、これだけではSTAP細胞がES細胞だったと結論づけることは出来ず今後詳しく調べるとコメントした。
小保方さんが「悪意のない過失」と主張していたSTAP細胞捏造事件も詐欺事件の様相を呈してきた。
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