2014年6月26日木曜日

理研・STAP細胞不正事件(9):小保方さん検証実験参加で情報の共有? 厳しい処分?

理研・STAP細胞不正事件は、小保方さんが検証実験に参加する場合は厳格な監視下での実験になることが毎日新聞WEB版(2014.6.26)で明らかになった。「STAP細胞の疑惑について決定打がなく、STAPがあったかどうかを小保方さん自身の実験で見極めたい」と竹市センター長が言ったそうだ。

参加する場合は厳重な監視下であることは当然だろうが、小保方さんに対する「極めて厳しい処分」との関係はどうなっているのか。

既に「厳しい処分」は回避する動きがあるのか、それとも1年間の検証実験での結果を見て決めると言うのか。懲戒解雇で検証実験には参加ではどうにも不思議でならない。

それと、小保方さんと理研の検証実験担当者の間で情報の共有ができているのか。

小保方さんは「STAP細胞はあります」、「200回以上成功している」と言うが、どの実験の段階までの話か。

ES細胞は扱っていなかったというが、研究室にあったのはなぜなのか。

このSTAP細胞の実験は、STAP細胞作製までは小保方さん、STAP幹細胞から後の実験を若山さんの仕事となっていたようだが、小保方さんはどこまでの責任があると認識しているのか。

若山さんの遺伝子解析結果を小保方さんはどう認識しているのか。

これらの情報がどう共有されているのか。まず、実験に手をつける、あるいは立ち会う前に公表すべきではないか。

そして考えられている実験は、センター長等の立ち会い、ビデオ監視、研究室への出入り管理などが考えられている。いままで個室で勝手に実験ノートも取らずに実験をやっていたことを考えると厳しい管理も当然と思う。

でも小保方さんの弁護団は、人権蹂躙でクレームをつけてくるのではないか。それとも弁護団の監視のもとでやるのか。

また、そのあと理研のスタッフによる独自の再現→外部の研究グループによる作製が考えられているようだが、むしろ論文を発表する前にやっておくべきことだったのだ。

この点は笹井さんの責任は重大だ。

そして、検証実験では、STAP細胞は弱酸性の液体にマウスのリンパ球を浸して作り、マウス実験で様々な組織になる万能性が確認されると実験は成功とするという。

初めて理研が考えている検証実験の全体像が分かってきた。

ところで、5月下旬から小保方さんが「主治医の許可のある時に」立ち会っているというが、実験はどう進んでいるのか。理研はどうして情報を流さないのか。

そして小保方さんの体調は本当はどうなのか。まだ理研の職員なのだから理研の指定する医療機関で正式に診断してもらうべきではないのか。

体調により、医師の許可があるときに検証実験参加では何か覚束ない感じがする。小保方さんとの交渉は弁護団を通じてやっているのか。

小保方さんも全てで弁護団に隠れるのではなく、自分自身で行動すべきではないのか。弁護団が必要な時は懲戒解雇などで地位保全の裁判をする時や、賠償請求が持ち上がった時だ。

それとも理研を自主退職して、「STAP細胞の存在」について理研と対等に戦いを挑む方法もあるのではないか。小保方さんを指示する研究者がいればの話だが。

理研は、税金で検証実験することを忘れてないけない。それだけにきちんとすべきなのだ。


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