小渕優子議員本人は立件されずピエロだったのか。そんな議員を国会に送った有権者もピエロだ。久しぶりに小渕後援会の政治資金規正法違反事件で地検・特捜部の捜査が続いていることが朝日新聞(2015.4.27)で報道された。
それによると政治資金報告書で8800万円の寄付で得た収入、6000万円の観劇会での赤字で虚偽記載の疑いがあり小渕議員本人も数度にわたって任意の事情聴取があったという。
これに対して小渕議員は相変わらず関与を否定し、「知らぬ 存ぜぬ」で責任を回避しているようだ。
疑惑が持ち上がった時に「私にも分からないことが多すぎる」といって、取り敢えず経済産業相を辞任し責任を取ったようになっているが、運良く衆議院解散で恥も顧みず立候補し、群馬5区という田舎の選挙区だったためにトップ当選してしまった。
熱狂的な支持者、有権者は「みそぎ」が終わったと考えたようだが、資金の出入りを記録したと思われるパソコンのHDをドリルで破壊し証拠を破棄する荒技に出た。
誰が指示したのか分からないと言うが恐らく「全部自分の責任」と町長を辞任した折田さんではないかと疑う。私自身、「群馬県政を揺るがす疑惑」に発展する恐れがあったと想像している。
結局、小渕優子さんは小渕ブランドにすがった秘書達に知らず知らずのうちに利用されていたのか、中央では将来の女性総理候補、初の幹事長など政権、自民党の支持拡大を狙っておだてられていただけか、そして小渕家のブランドにすがって歴代の小渕を支持し本人の資質などどうでも良かったのだろうか。
小渕優子議員は全くのピエロだったことになる。こんな議員を国会に送って欲しくないのだ。
そして、あの第三者委員会による調査を実施し結果を公表する約束はどうなっているのか。事務所は「捜査中なのでコメントを控えている」というが、それでは責任を果たしていない。
今朝の読売新聞(2015.4.28)でも「小渕氏元秘書在宅起訴」の記事が載った。折田さんは全面的に認めているらしい。もう隠滅したりする証拠もなく特捜部は在宅でも良いと思ったのだろう。
小渕議員本人の立件は見送るというが検察審査会はどう判断するか。
政治資金規正法での収支報告に疑惑が生じても会計責任者が罰せられるだけで議員本人には責任は波及しない法自体に問題があることは分かっていても立法に責任を持つ国会議員が自らの首を絞める法律など作るはずがない。会計責任者の任命責任など倫理的なもの以外の何でもないのだ。
しかし、こんなピエロ的な議員を国会に送って欲しくない。
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