熊本を震源とする地震の震源域 この付近には発生率の高い活断層が走っている(赤線)。 又、阿蘇山周辺では過去にも地震発生(SAPIO) |
午後9時26分頃、熊本を震源とするM6.5が発生、震源域に近い益城町では、未経験の震度7の揺れを記録した。深さが11kmと浅かったために揺れも大きかったのだろう。
地震情報 テレビ朝日 |
今まで震度と言えば6弱程度で震度7は未経験の揺れか。今、市販されている地震対策器具はせいぜい6弱対応で、震度7には対応していないという。
震度7の揺れは未経験で家具や人間が飛ぶと言われて,対策のしようがないと言われていた。
今回も段々被害が明るみになってきた。建物倒壊、人間が家屋の下敷き、閉じ込められ、アパートの半壊、全壊、タンスや本棚が倒れたりタンスの下敷きになっている被害が報告されだした。
テレビでは益城街で火災が発生している状況を映している。
熊本城の石垣が崩れたという情報もある。明日朝、明るくなると道路の隆起、陥没や崖崩れの被害が分かってくるだろう。断層に沿って地割れが見られるかもしれない。
余震も発生し、テレビは度々緊急地震速報を流している。
NHK |
この辺は阿蘇山周辺で1894年にはM6.3が発生、1975年には阿蘇山の北縁でM6.1、1958年には突然噴火し負傷者28人を出したが、1979年の噴火では死者3人を出した(日本列島「巨大地震史」全網羅マップ 2014年4月 SAPIO)。
又、震源域は発生率が「やや高い」「高い」と言われている活断層の上にのっているようにも考えられる(同上)。
反対側の日向灘では巨大地震の発生が予測されているが、今回の震源域での地震発生の可能性は聞いていない。
内陸型の地震の発生が続くと南海トラフ巨大地震も警戒しなければならないが。
阿蘇山周辺の地震発生(SAPIO) |
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