2017年10月6日金曜日

このままでは安倍総理の「生き残り」か

安倍政権の生き残りを懸けた「国難突破」解散も、ここに来て小池さんの「希望の党」、枝野さんの「立憲民主党」とメデイアは新党ブーム(?)を煽り、政策より反安倍の動きに安倍総理は「新党ブームに何も生まれてこない。自民は愚直に政策を訴える」と正論を吐く始末だ。安倍総理自身は当初の危機を脱しこのままだと「生き残れる」と判断しているのではないか。

大義なき解散の批判に「国難突破解散」と少子高齢化、北朝鮮の挑発行為、消費税増税分の使途変更と迫り来る日本の危機に国民の是非を問うことになった。

でも民進党のゴタゴタで民進党は分裂、保守派は小池新党「希望の党」に、選別に漏れたリベラル派が「立憲民主党」を立ち上げにわかに政局は混沌としてきた。

希望の党は政策はそっちのけ、国会での陣容が固まらないままに過半数を執るために233人を擁立するという。立憲民主党は東京で16人、全国で50人を擁立だ。

一方の自民党は、安倍総理の責任論が浮上するのは自公で244議席、安倍総理退陣は233議席という。5060議席減を覚悟しているのか。

小池新党「希望の党」が小池一辺倒のガバナンスに欠け、運営がブラックボックスになっている状況が分かるに従い国民の信用を落としている。特に「排除の論理」は小池強権を印象づけた。戦略ミスは大きい。

政策はどうなっているのか。6日午後、テレビニュースが小池さんの会見を伝え、政策が明らかになった。タブーにも挑戦するという。消費税増税は凍結、不足分は企業の内部留保に課税しはき出させる。原発はゼロで政権が変わる度に方針が変わってはまずいので憲法に明記するという。PBは改善し、金融緩和、財政出動に過度に依存しない民間の力を引き出すユリノミクスを採用する。そして企業献金、待機児童、満員電車、受動喫煙、電柱などをゼロにする「12のゼロ」を発表した。

憲法9条は議論を進めるらしい。

財源などを考えれば民主党政権で失敗した大風呂敷のマニフェストを広げたことにならないか。あるいは過半数など取れないのだからここは一発と言う事なのか。

これで明日から議論が広まるか。今日の新聞に面白い記事が出ていた。立憲民主党のツイッターのフォロワー数が開設3日で13万を超え、自民の11万を抜いた。希望はたったの4000件だ。勧善懲悪の好きな国民だ。立憲民主党は良い人、希望の党の小池さんは悪者と言う事になったのか。

前原さんや「希望の党」の候補者が熱望していた小池さんの「衆院出馬」を小池さんは否定した。「100%無い」と言うが専門家は信用していない。公示日までの数日で変わるかも知れないのだ。

しかしこう言う状況で選挙戦が始まれば、候補者によっては大いに迷うのだ。

私の東京3区の候補者は自民・石原宏高、希望・松原仁(旧民進)、共産・香西さんの3人になりそうだ。前回は石原さん当選、松原さん比例復活だった。ここ数回は松原さんは復活組だ。このまま民進党にいても生き残れないと「希望の党」に移った。松原さんは「リスクもあるが思い切ってリスクをとった」と新聞で言っていたが、今まで民進党で松原さんを助けた県議連中はどう考えているのか。

民進党での政策の違いをどう説明するのか。一度が街頭で聞いてみたいと思う。一方、石原さんは石原慎太郎元知事の関係で小池さんは次男も追い落とすつもりらしい。そういうことが分かれば自民党支持者は頑張るのではないか。

立憲民主党から候補者が出れば一票投じることも考えても良いが、今のままでは迷う。




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