「小池にはまった旧民進党員よ 何処へ」、選挙が終わってまだ5日、メデイアの話題になるのは民進党議員の行方だ。
今回の選挙で泥船民進党から「生き残り」をかけ小池新党に走った議員、選別の結果、合流できた民進党員、ふるい落とされて行き場がなかった議員の受け皿に「立憲民主党」に参加した議員、無所属で立候補した首相、代表などの経験者、そして民進党在籍のままの参議院議員(前原さんも含む)と民進党は5グループに分裂した感じだ。
1番割を食ったのは誰か。泥船からいち早く逃げ出した連中は自業自得だ。うまく選別で受かったと思った連中もその後の展開で不利になった。「希望の党」生え抜きが優先される。何から何までカネ次第、しがらみだらけの候補者選び、政策踏み絵までされ頭にきて断った人もいるが多くは小池頼みで我慢したのか。
でも1番割を食ったのは、これで「日本に希望が持てる」と思い小池さんに賛同、希望の党を支持した国民ではなかったか。
希望の党失墜の原因は合流条件で「さらさらありません。排除します」という小池さんの発言だったが、「希望の党」自体がガバナンスなし、党の体制も不十分なままの小池商店だった。
小池さんは知事職も十分に果たせないままに何故、国政に進出するのか。何故、小池さんに出馬を要求するのか。小池さんが出馬していれば「希望の党」の勝敗に大きく貢献していたのか。後の知事候補者の名前も挙がっていたが、うまく行っていない都政を誰が好んで小池さんの尻ぬぐいをするのか。
日に日に増す劣勢を巻き返すことなど出来っこない。擁立する候補者も「刺客」などと言ったがろくな玉ではない。短期間での落下傘候補では、地元に根付いた活動をする自民党候補者には勝てっこない。
選挙結果は50人当選、18人が小選挙区で勝ち上がり、32人が比例復活だ。90%は民進党出身者という。「希望の党」の小選挙区での得票は11`437,604票20.6%、比例では9677524票17.4%だった。
この比例での得票に小池さんの寄与度がどれぐらいなのか。
希望の党の懇親会で、小池さんの責任、辞任を追求する意見が多数出されたと言うが、小池さんは「創業者責任として代表の座は守る」と言ったそうだ。恐らく比例区での1000万票の得票は自分の寄与と勘違いしているのだろう。
民進党在籍者、希望の党合流者、立憲民主党、無所属の会の間で民進党議員は反小池でどういう動きをするのか。誰がキーマンで接着作業をするのか。
小池色や旧民進党色を払拭しなければ国民の理解は得られないだろうと再々編成の難しさを覗かせる。
希望の党へ移る前原さんは失脚だ。小池さんは都知事専従へ、無所属の党は岡田さんが代表に、立憲民主は枝野さん、残された希望の党はどうなるか。
テレビニュースでは代表代行はおかず、幹事長に大島さん(前民進党幹事長)、首相指名では当選回数の多い渡辺元防衛相の名前が挙がっていた。あくまで取り敢えずの人事だと言う。小池さんは大島さん、樽床さんに任せると言うが、前途多難だ。
旧民進党の連中は誰かが強力に引っ張っていかなければまとまる連中では無さそうだ。そういうアクの強さを持った議員はいなくなった。政権交代という「美味しいニンジンがぶら下がっていなければまとまって走ることが出来ないのだ。
メデイアが作った小池像も崩れてしまった。週刊誌、月刊誌は小池否定の記事が満載だ。
各党に分散した「民進党議員よ 何処へ」
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