希望の党の勢力図が分かってきた。希望の党80人、民進党からの合流組130人での発足になるらしい。一度は民主党として政権の座についた民進党が小池さん率いる未知数の希望の党に何故跪くのだ。格好の悪い合併劇で終わりそうだ。
大臣経験者を始め離党者が相次ぐ民進党にあってそんなに小池さんが頼りになるのか。
新しく出来る希望の党のメンバーは、政治実績が小池さん以下で憲法、安保で小池さんと考え方が同じであることが条件らしい。政策、理念が一致することは当然であるが小池さん以下の実績の持ち主でなくてはいけないとは驚く。
希望の党は「緩やかな改革保守政党」というが民主党のリベラル系はふるい分けする「排除の論理」を小池さんがかざした結果、リベラル系は枝野さんを中心に「立憲民主党」を結成、総理、代表経験者は無所属で立候補するという。
民進党は、希望合流組、リベラル系、無所属に分裂する結果になった。
どうしてボタンの掛け違いが出て来たのか。
結局は、若狭さんや細野さんが準備を進めてきたが良い候補者が集まらず小池さんが自ら作業を進めるためにリセットしたのだ。即戦力になる民進党の前職は欲しいところだ。
一方の民進党の前原代表は、次次に離党して小池さんに合流するのであれば一層のこと希望の党と合流すれば良いじゃないかという事になる。裏では自由党の小沢さんが暗躍したらしい。
前原、小池会談でどう決まったのか知らないが、前原さんは「全員合流」と言えば小池さんは「さらさら無い。選別する」という。そこからこじれてきた。
最初は全員で合流を考えていたが、小池さんが考えを変えたかも知れない。自分以上の政治実績のある人材がわんさといるのだから代表になって総理になる道を奪われるかも知れないと危惧してもおかしくはない。
その程度の自分本位の小池さんなのだ。だから時の権力者にすがって渡り歩いたのだ。
また泥臭さもつきまとう。希望の党は選挙資金がないから小池さんとのツーショット写真は3万円、供託金600万円は自分持ちとなるらしい。民進党と合流するのだから選挙資金の持参金があるだろうと思うが、参議院議員は民進党で留まるのだから選挙資金は渡したくないだろう。
テレビ報道を見ると参議院議員会長の小川さんが聞きただしたところ、前原さんは「渡していない」と言ったそうだ。
ところで希望の党は本当に野党なのか。安倍・自民党と戦うというのだから野党なのだろう。
今回の選挙は自公vs希望vs立憲民主vs共産、社民党と言う事になるのか。
自民党の安倍さん、菅さん、麻生さん、小泉さんは「国政に小池さん出てこい」と煽る。そして政策論争をしたいのだろうが小池さんが途中で知事職を放り出したと言う事で批判を浴びせたいのが本音のようだ。
こんばんのニュースで小池さんは過半数を執るために233人を擁立すると言い出した。
公明の山口さんはこんな希望の党に任せて良いのかと街頭演説で訴えていたが、都議会議員選挙では小池さんにつき、国政選挙では小池さんを敵にまわすいい加減な公明をどう見ているのか。
枝野さんは、立憲、民主主義、自由な社会を守るために立憲民主党を立ち上げたと宣言した。理念、政策の違う安倍政権をストップさせるとも言うのだ。
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