自民党総裁選への出馬発言とでも言える山口、鳥取での発言を比較してみると厚顔無恥な安倍さんの発言の軽さ、一方劣勢が伝えられる石破さんの重さが明確になった。
石破さんは、「モリカケ」問題を念頭に「正直、公正な政治」を訴えたのに対して安倍さんは「国家国民のために何をすべきか、その大義の下で行政を公平に司る。首相としては当たり前の責務」と従来の国会の口先だけの答弁を繰り返した。
しかし誰も本気で信用はしていない。「モリカケ」問題は安倍さんのアキレス腱、今後も野党は追及するだろうが安倍さんにとっては一番の弱点だ。
国民の70%以上が安倍さんは説明責任を果たしていないという。それでも自民党の多くは説明責任を果たしていると言う。「安倍さんが知らぬ存ぜぬと言っているのだから安倍さんに責任はない」とでも思っているのか。
石破さんが「強権的やり方」と批判すれば安倍さんは「極めて融和的な人間」と反論する。融和な人間が政敵を潰し、恫喝して出馬を諦めさすようなことをするのか。気の小さい人間のやることだ。
2人の候補者の選挙戦での争点は憲法改正、経済政策、外交など色々あるだろうが「政治姿勢」は論争点になる。
安倍さんもその点は覚悟しているのか、「国民目線からすると妻や友人が関わっていたのであれば疑念の目は向けられるのは当然、意識が十分でなかった」とも弁解する。これも国会での答弁の繰り返しだ。
石破さんの「今の政策で良いのか、今の党のあり方で良いのか、日本のために絶対に勝ち抜く」と党員に訴えた。
自民党員でなくったって「頑張れ」と言いたいが、自民党員はどう思っているのか。
永田町の自民党員の7割の支持を安倍さんは確保したと言うが、地方党員は自民党の良識を示せ!
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