2018年8月3日金曜日

田中、山根、加計そして安倍:組織のトップに何故バランス感覚がないのか


日大田中理事長、日本アマチュアボクシング連盟山根会長、加計学園加計理事長そして加計とくれば安倍総理、どうして組織のトップにはバランス感覚が乏しいのか。4人の共通項は自分の都合のいい組織に仕立てYES MANを集めて反対意見を封じ込める。良識のある人間は黙ってしまいがちだがチャンスが来れば事態は変わってくる。

学問、スポーツ、政治と公の場で「私」を押し通す我の強さがなければトップはやっていけないのか。逆に目に見えない損失も大きいと思うのだが・・。

日大・田中理事長はアメフト部の危険タックル問題が明るみになったときにメデイアは記者会見を望んだが一向に出てきて釈明せず、第三者委員会も田中理事長の辞任に言及しなかったために日大の体制に変化はないと見た関東アメフト学連は日大アメフト部の復活を拒否した。

私大の組織は複雑だ。評議員会という経営体制のトップは田中理事長だが大学の学長は下っ端の理事だ。

だから学長が出てきても世間は満足しないのだ。すでに記者会見で顔を出す時期は失している。おまけに反社会的組織との関連もあって出にくい。

一番新しい日本アマチュアボクシング連盟の山根会長は連盟内で数々の不合理、不祥事が告発された。記者会見はしないままに個別の会見で指摘されている不祥事をことごとく否定した。えこひいきは審判の判定にも影響している。

座る椅子、酒、お菓子など「おもてなし」の数々は滑稽だ。逆に恥ずかしくなる。連盟は強要していないというがそういう慣行が常態化しているのだ。

利権にまつわる妙な動きもあるので、おそらく国税が動くのではないか。動かなければ告発者が黙っていないだろう。

悪行は否定するが、「自分は権力者」と主張する。山根会長にも非社会的組織との関係が問題視されている。これでは公の場には出にくいだろう。

加計学園理事長も安倍総理との関係で新獣医学部新設ができたことを隠そうと必死だ。愛媛県庁に報告した安倍総理との面会記録も事務局長が勝手に言ったことと嘘だという。

弁解記者会見は災害にかこつけて岡山で実施、たったの20分で引き上げたがこういう記者会見からして理事長の許可がなければできないと広報が言う。だったら「安倍総理との面会は嘘」発言も理事長の発案なのだろう。

安倍さんも、加計さんも「できてしまえばこっちのもの」と高を食っているだろうがこれからが大変だ。岡山理科大をはじめ加計学園の経営はマイナスらしい。経営破たんの可能性もあるのだ。そうなると文科省の指導が入るだろうし、破たんすれば安倍総理に責任がぶっかかる。

そして安倍総理だ。お友達、側近重用で自分に都合のいい政治をやっている。このままでは民主政治を踏みにじることになるし、さらにあと3年、何をやろうとしているのか。政敵を潰し、忖度行政で民主政治は破壊、安倍総理夫妻による悪行「モリカケ」問題は説明責任を果たしていないと国民の70%以上が見ている。

組織のトップに就く人間はバランス感覚が必要と思うが、バランス感覚のある人間はトップの座に就く前に落とされるのだろうか。

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