安倍総理、そんなに「憲法改正」がやりたいのであれば衆参同日選挙で大上段の争点にし国民の信を問うたらどうか。自民党総裁選で「憲法改正」を訴え自民党村で支持されたからと言って国民が支持したわけではない。今までの選挙は好転している経済、雇用へ関心を移さしての勝利だったのだ。
内閣改造、党役員人事を「改憲シフト」と評しているが、驚くことに訳ありのお友達だ。
党・総務会長についた加藤勝信さんは、「働き方改革」で裁量労働制の説明でデータの不正使用した厚生労働大臣だった人間、党・憲法改正推進本部長の下村博文さんは文科相時代の不祥事、都知事選では小池さんに完敗した張本人だ。最高顧問の高村さんは山口県出身だがもう国会議員ではない。発言にどのくらいの重みがあるか。
ところで肝心の内閣では誰が担当するのか。法務大臣か。これだけ問題の多い、しかも安倍さんの恣意的憲法観からでた憲法改正だから国会での審議で「閣内不一致」「トンでも発言」が飛び出しかねない。野党も責めやすいのではないか。
先の自民党村での安倍さん3選、憲法改正も争点になったと言うが石破さんとの討論も十分だったのか。安倍さんが「憲法改正」が認められ改正へ向け推進すると言うが大丈夫か。
更に憲法改正は国民の期待する政策では最下位に位置する政策で「急がない」のだ。
今の国会の勢力図を見ると衆院は自民プラス公明で310議席、発議に必要な2/3が確保されているが、参院では与党で161議席、更に公明党が慎重な姿勢を強めている。
メデイアの報道によると安倍―高村会談で安倍さんの考えが「提出」から「説明」にトーンダウンしたという。沖縄県知事選、公明党の強い意向もあって安倍さんの考えも揺るいでいるのではないか。
読売新聞(2018.10.4)に世論調査結果が出た。他の内閣よりマシ(30%)で安倍内閣を支持する(50%)が、今回の内閣改造は評価しない(45%)という結果が出ている。憲法改正への設問はなかった。
こう言う状況下にあってどうして安倍さんのような強気の判断が出来るのか。逆に考えると、党内の不満も高まってきたので「お友達」を重用する布陣になったのか。
余裕のある時は、石破さん当たりを優遇したはずだ。安倍さんは3選を果たしても「余裕のない」政権運営になるのだ。
一層のこと衆参同日選挙で「憲法改正」を大上段に上げて戦ってみたらどうか。そうすればスッキリするのではないか。
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