朝日新聞 2018.10.6 北海道地震1ヶ月 |
9月6日に発生した北海道胆振東部地震の揺れは震度7だった原因は日本列島誕生時の北海道がどう形成されたかを見ると理解出来るそうだ。当初の震度6強だったが被害の大きさや近くに石狩低地東縁断層帯があるためにもっと大きかったのではないかとみられていたがやっぱり震度7だった。
被害は甚大だった。死者41人、負傷者690人、土砂崩れ6000箇所以上、農業被害、そして余り経験がないブラックアウトは北海道の電力供給源の問題をさらけ出した。
中越地震で山古志村ではじめて知った土砂ダムの発生も多かったようだ。
北海道の地震と言えば千島海溝型巨大地震が切迫していることが発表され注目していたが、その前に胆振東部を震源とする地震が発生、近くに知られている石狩低地東縁断層帯があるが少し離れていた。でも地下ではどうなっているか分からないそうだ。
千島海溝型巨大地震では、胆振地方の30年以内に震度6弱が発生する確率は16%だったと新聞は伝える。その確率でも発生してしまうのだ。確率など当てにならないのだ。
ところで読売新聞(2018.10.6)「北海道地震が起きた仕組み」という記事が掲載された。震源が深く大揺れだった原因は北海道が形成された時、陸地のプレート同志が衝突しマントル方向に膨らんだ場所を研究者がして来、図示されていた。通常は30~35kmだが今回は倍の60~70kmだと言う。
更に地質も軽石、火山灰なので山崩れも多発した。山肌が崩れた航空写真を見ると驚く。
日本列島誕生より |
そこで、「日本列島の誕生 (平朝彦 岩波新書 1990.11)」によると約800万年前の北海道が形成されたときの図を見た。太平洋プレート、北アメリカプレート、ユーラシアプレートが、胡も当たりで衝突している。複雑な石狩低地東縁断層帯もそういった状況下で形成されたのだろう。地下構造がどうなっているかは分からない。
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2018.9.7掲載
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