また始まるのかレジ袋削減、今度は突き捨てプラスチック排出量を25%削減するためにレジ袋を2020年までに有料化するということが環境省のプラスチック資源循環戦略に盛り込まれるという。今回は海洋汚染防止が目的らしくストローや皿なども対象になるのだ。
相当前にも杉並区から始まったレジ袋削減運動が全国に展開されたことがある。スーパーに行くと削減量が店内にグラフで表示されていたが、いつの間にか見なくなった。確か18%(28%だったかも知れない)で削減も頭打ちになったというニュースを見たことがある。
当時は石油使用量の削減のためだったと思う。
でも今でもイオンではレジ袋が有料化されている。レジで「レジ袋要りますか」と聞かれ「はい」というと「2円加算します」という。要らないというと「ありがとうございます」という。
だからイオンで生鮮食料品を買うときは、他のスーパーで買い物をした後か、以前もらったレジ袋を持って買い物に行きのだ。考えてみるとプラスチックの袋を無駄に使っている時が多い。ラップされている肉や魚など生ものを薄手のプラスチック袋に更に入れているのだ。
ところが不思議なことに2,3階で日用品や化粧品、文具などを買うと無料でレジ袋(?)をくれる。
スーパーばかりではない。コンビニやクリーニング、その他食品、物を売る店ではほとんどがプラスチックの袋に入れてくれるが、これらも全部有料になるのか。サイズも大きいものから小さいものまで様々だ。
買い物袋(マイバッグ)も一時はやったが、今スーパーでの買い物に買い物袋を持参する人を見たことがない。レジ袋を要りませんというと食料品を丸ごと抱えたまま店を出ることになるが万引きと間違えられないか。危険だ。
ところが、最近のテレビで時々、海岸に打ち寄せるゴミ、河川で貯まったゴミのニュースを見ると驚く。ポリ容器やプラスチック製品、遠くは韓国当たりからも流れ着くらしい。
私の住んでいる近くの河川を見ると段差のある箇所でも流れ下るプラスチック製品が滞留し水溜まりで沈んだり浮いたりを繰り返している。
先の新聞で環境ベンチャーの「ピリカ」が都内の河川で調査した結果、微少プラスチックが11の河川で見つかったという。
5mm以下の粒になったマイクロプラスチックの他に人工芝が26%も含まれていたというのだ。どうも河川グランドに敷かれた人工芝がすり切れて流れたようだ。
でもレジ袋も使い捨ての悪物だけではない。多くはゴミ出し袋で使われているし、物の整理、持ち運び、農家では種の保存、野菜の保管などいろんなところで何回も利用されている。
マンションに住んでいるが。レジ袋がなくなればどうして生ゴミをだすのか。紙袋なんてダメだろう。
レジ袋以外の大小様々な袋は一度きりの使用になる可能性が高い。そんなものは焼却に回されるだろう。
環境にどうして飛散するのか。一番の問題は自動販売機だ。飲み干すとポイ捨てされる。空き缶、空き瓶入れのゴミ箱が設置されているがどれも一杯になれば風で吹き飛ばされ飛散していく。それが河川を通じて海に流れ込むのだ。
規制すべきは自動販売機ではないか。
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