自民党総裁選まで後1週間、 石破さんはギリギリまで「様子見」だろうが、既に候補者は出そろった感じだ。
後は選択基準だ。改革、変化を求めるなら河野さん、安定を求めるなら岸田さん、そして一層の保守政策を期待するなら高市さんということか。
自民党党員は「脱安倍、麻生、二階」で年齢、当選回数に関係ない人事、2ショット写真を望む総裁、国民の人気のある総裁で「選挙の顔」になる人材だ。
しかし、選挙になるといつものことだが「悪さ加減の少ないのは誰か」ということになる。古くは福沢諭吉さんが言ったそうだ。今も十分に通用する。メデいアの世論調査でも「総裁にふさわしい人」を選べと設問すると「ここにはいない」が30~40%を占めるのだ。
現在までの候補者を見ると、河野さんは従来の考え方を変えているようだ。支持を広げるためにトーンダウンしている政策がある。記者会見では「国民の思いや、不安を受け止めしっかりしたメッセージを出し、直面する危機を回避したい」と殊勝なことを言ったが、気に食わない意見にはブログをブロックしたり、記者会見では「次の質問を」と繰り返しさえぎることもあった。「俺が俺が」の政治家だ。周りを振り回し成果の友志位政権運営をやるのではないか。
高市さんは安倍前首相の支援で安倍政策を継承するらしい。安倍政権で何が良かったのか。民主政治の根幹を揺るがす政権運営を良と考えるのか。保守派として外交、安保でどうなるか。サプライ人事をやる時ではない。
やっぱり「悪さ加減の少ない」のは岸田さんか。外務大臣、政調会長として役職にはついていたが、国民に対するメッセージは少なかった。でも唯一派閥の長としての安定感はある。新型コロナ対策、ポストコロナ後の経済政策と変化ばかり期待していては失敗する。着実な前進が必要だ。
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