2022年9月28日水曜日

「国葬」を考える(3):次は来年4月の統一地方選と山口4区の補選だ

 賛否両論というよりも反対が多かった安倍さんの「国葬」も終わり、28日の情報番組は国葬の様子と場外での反対運動を伝える。岸田総理の弔辞と菅前総理の弔辞を比較して議論されたが、臨時国会では岸田総理は野党から追及されるだろう。

岸田総理がどう対応するか。

それと、来年4月の統一地方選とともに山口4区の補選が注目される。特に安倍さんの後継に誰が出てくるかだ。安倍さんは岸、安倍の時代からの地盤、看板を抱えている。噂によると4億近い政治資金がたまっているという。

安倍晋三さんのような凡人が何故、政界のトップに上り詰めることができたか。代々の政治家の家系、運が大きく影響している。父親が外務大臣だったころ秘書官になり、父親の死後跡を継いだ。清話会に属し、小泉さんが総理の時、幹事長、官房長官に登用され、小泉さんが引退するとき、後継に安倍さんを指名した。

安倍一時政権では閣僚の不祥事などが続き、自らも体調を崩して辞任した。もう二度と表に出ることはないだろうと思っていたが、さすが運が強い。

民主党政権で「いつ解散総選挙か」と政局が浮足立っているときの野党である自民党の総裁選があり、安倍、石破、石原、町村さんらが立候補、第一次で石破さんに敗れたが2次戦で石破さんを破り総裁の座につた。

そして、野田政権の時の党首討論で「いつ解散総選挙か」と迫り、野田総理が「改革を約束してくれれば明後日解散します」という言質をとり自民党が政権を取った。

当初はリフレ派経済の異次元の量的緩和策で円高、株安から円安、株高に転じ、一時日本経済が回復したらしく思えた。

その後はまだ国民の記憶が新しい。安倍さんは民主党政権を「あの悪夢のような民主党政権・・・」と揶揄したが、なんのことはない安倍政権もそれ以上に「悪夢のような自民党安倍政権だったのだ。

そして最後は旧統一教会とのズブズブの関係、旧統一教会が日本に根を張り、政界に食い込んだのは安倍さんの存在があったからだ。

そんな安倍さんの後継を山口県民はどう考えているのか。安倍家の人間だって身内から後継を出すことには抵抗があるのではないか。もし、安倍家の後継が決まったとしたらそれは旧統一教会との関係を認めたことになる。国民の半数以上が反対している状況を理解できていないことになる。

それともワンクッションとして、息のかかった安倍、岸家以外候補者を出してくるか。山口県民の良識が問われる。今回で世襲政治家を終わりにできないか。


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