今回の中国共産党大会は前から習近平総書記の3期目挑戦、習体制の強化が言われていたので、それに向かっての動きがあるのだろうと思っていたが、テレビの映像から「そこまでやるのか」と驚いた。
党規約の改正案を採決直前に、壇上に座っていた胡前総書記が連れ出されたのだ。胡前総書記は当初嫌がっていたが強引に腕をとられ連れ出された。途中で習総書記に何事か声をかけた後、李首相の肩をポンと叩いて退場した。
李首相は序列代2位だが指導部から退くという。胡前総書記と同じ中国共産主義青年団のトップで「団派」のエリートだった。
習総書記には「俺は反対だ」と言ったように見え、李首相には「後を頼むよ」と言ったようにも見えた。
体調不良もささやかれているが、採決直前の出来事は「反対を封じる」ように見えた。
中国共産主義青年団出身の「団派」対習総書記率いる「叩き上げ派」の抗争か。
「68歳定年制」を反故のしての習体制の強化と見える。李首相は何かにつけ習総書記のブレーキ役だったそうだが最近はテレビ画面に出る機械が少なかった。
新聞報道では問題のコロナ対策でも、習総書記は「感動的なストーリーを積極的に報じろ」といえば、李首相は「正確な数字、真実を報告しろ」と2人の違いが出ている。
これからも分かるように習体制での出来事、報道は疑ってかからなければならないか。一層のこと忖度が流行り中国に対する判断が間違う。
今後社会主義現代化路線を敷くというが、現代化どころの話ではない。毛沢東を目指すとすれば必ず民主化運動が起きるだろう。ウィグル自治区、香港、台湾での民主化運動は押さえ込まれるだろう。
台湾を含め、尖閣諸島問題は先鋭化するだろう。中国に対する立場をはっきりしなければ政権も持たないだろう。
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