中間選挙を控えた米国でペロシ下院議長が狙われ夫に当たる人がおそわれ重傷を負った。原因は何かはっきりしないが民主主義に対するテロかと思うが民主党vs共和党の構図が見えてくる。だとするとトランプ前大統領の影が映る。
一方、我が国では安倍元首相が襲撃され死亡した。理由は安倍元総理がキーマンだった旧統一教会問題が絡んでいるので一概に民主主義vsテロと言う構図ではない。
しかし、米国ではトランプ前大統領、日本では安倍元総理が民主政治を揺るがし波乱含みの生協になっていることは確かだ。
迫る中間選挙ではバイデン率いる民主党がトランプ人気に支えられた共和党に抑え込まれているという。新聞ではラストベルトの人たちが雇用、寂れた町の復活にトランプ前大統領を頼っている。バイデン大統領は工業地帯は戻ったというが、民主党政権により疎外されていた労働階級の人たちが共和党支持なのだ。
またトランプ前大統領には、先の大統領選で負けたが、投票法に不正があったとして敗北を認めず、支持者らによる連邦議会襲撃事件を招いた疑いも出ているし、ホワイトハウスを去るときに重要な資料を勝手に持ち出した疑いが掛かり検察から訴追されておる。
実際の外交にあっても多国間交渉は否定し二国間交渉を推進、特に北朝鮮の金委員長とは6か国協議でなく二人の競技を優先し、政治ショーまで展開したが成果はなかった。
民主政治を引っ掻き回した結果になった。
そして、安倍元首相を見ると、未だ梅井なことが隠されているモリカケ問題では財務省の重要書類がねつ造、隠ぺい破棄され民主政治の根幹を揺るがした。公文書の管理が不適切だったのだ。
8年と言う長期政権で当初は経済に成果もあったが、政治面では憲法改正を謳うわりには憲法を守らず、集団的自衛権では閣議解釈で済ます国会軽視、野党潰し、「桜を見る会」前夜祭での私利私欲、政治資金規正法違反、公職選挙法違反の多くの容疑を抱え市民団体の訴追を受けている。
国会での野田元首相の追悼演説で「強烈な光を放った先に延びる影」は民主政治の軽視を訴えていた。
トランプ、安倍の民主政治崩壊の跡を受けバイデン大統領、岸田総理はどうするか。岸田総理は旧統一教会問題、国葬と安倍元総理に関わる大きな問題を抱え、統一地方選どころか衆院解散総選挙の可能性も出てきた。
バイデン大統領もトランプ人気に支えられた共和党を相手に苦戦している。2年後の大統領選に黄色信号か。国を二分する動きにどう対応するのか。
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