先の国葬で、立憲民主は執行部9人が欠席したが、野田元首相は出席し話題になった。ご自分の元総理としての倫理観があったのだろう。わからない気はしない。そう言うことがあってのことか、国会での安倍元首相の追悼演説の話の打診があったという。
まだ、正式に申し込みは来ていないが、申し込みがあれば検討するらしい。
思い出すのは、民主党最後の政権が野田政権、下野した自民党の総裁はなったばかりの安倍さんだった。今は党首討論もないが当時は党首討論が実施されていた。しかし政局は残念ながら「いつ解散総選挙か」の一色だった。
党首討論では自民党総裁だった安倍さんが「いつ解散総選挙か」と野田さんに詰め寄った。野田さんは「約束を守ってくれれば明後日解散します」と発言、安倍さんは腰を抜かさんばかりに中腰で勝ち取ったように「解散、解散ですね」と念を押したことを覚えている。
その約束は国会、政治の改革だった。野田さんは「前に進める政治」を標ぼうしていた。だから選挙戦でも「前に進むか、後退するか」の選択選挙と訴えていた。
しかし、残念ながら国民は民主党政権に飽き飽きしていた。自民党が政権を取り戻し安倍さんは首相になった。
だから、野田さんが私に「製造物責任がある」と言っていたには当然だ。しかしその後の安倍政権を見ると「改革」などそっちのけだった。
後になって予算委員会で野田さんが安倍首相を問い詰めた。「約束を守っていないではないか」と。
野田さんは安倍さんの追悼演説で、そのことをどう話し出すか。「国葬」「旧統一教会」問題で政局はいつ解散総選挙があっても可笑しくない雰囲気だ。
野田さんの演説に興味がある。
0 件のコメント:
コメントを投稿