2022年10月5日水曜日

野田元首相が安倍元首相の国会での追悼演説をすることになるのか

 先の国葬で、立憲民主は執行部9人が欠席したが、野田元首相は出席し話題になった。ご自分の元総理としての倫理観があったのだろう。わからない気はしない。そう言うことがあってのことか、国会での安倍元首相の追悼演説の話の打診があったという。

まだ、正式に申し込みは来ていないが、申し込みがあれば検討するらしい。

思い出すのは、民主党最後の政権が野田政権、下野した自民党の総裁はなったばかりの安倍さんだった。今は党首討論もないが当時は党首討論が実施されていた。しかし政局は残念ながら「いつ解散総選挙か」の一色だった。

党首討論では自民党総裁だった安倍さんが「いつ解散総選挙か」と野田さんに詰め寄った。野田さんは「約束を守ってくれれば明後日解散します」と発言、安倍さんは腰を抜かさんばかりに中腰で勝ち取ったように「解散、解散ですね」と念を押したことを覚えている。

その約束は国会、政治の改革だった。野田さんは「前に進める政治」を標ぼうしていた。だから選挙戦でも「前に進むか、後退するか」の選択選挙と訴えていた。

しかし、残念ながら国民は民主党政権に飽き飽きしていた。自民党が政権を取り戻し安倍さんは首相になった。

だから、野田さんが私に「製造物責任がある」と言っていたには当然だ。しかしその後の安倍政権を見ると「改革」などそっちのけだった。

後になって予算委員会で野田さんが安倍首相を問い詰めた。「約束を守っていないではないか」と。

野田さんは安倍さんの追悼演説で、そのことをどう話し出すか。「国葬」「旧統一教会」問題で政局はいつ解散総選挙があっても可笑しくない雰囲気だ。

野田さんの演説に興味がある。



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