2022年10月19日水曜日

市場と政府・日銀の攻防(1):150円突破を許すか、「市場の見えざる手」?

 円安も150円に迫った。市場と政府・日銀の攻防はどうなるか。一説では「覆面介入」もあったのではないかというが、「市場の見えざる手」はさらなる円安を目指すのか。

鈴木財務相は「きめ細かく頻度を上げてチェックする」「過度の変動に為替介入も辞さない」と強気の発言で市場をけん制するが、為替介入にも限度がある。米国のイエーレン財務相は「為替は市場に任せろ」という。協調介入など期待できない。

しつこい米国のインフレにFRBは大幅な利上げの方向だ。金利差が拡大に円安は続くとみられる。

一方、日銀の黒田総裁は予算委員会dえ「辞任はしない。量的緩和は間違っていなかった」と言い、物価上昇も年末には止まり、来年度は下がる」と見通しを示した。だが、野党議員は「予測はすべて間違っていた」と攻撃する。

現在の円安はいろんな条件があるが、米国とに金利差の拡大がとりあえずの要因だ。だったら金利差を縮小する手しかない。日本もゼロ金利政策をやめて「利上げ」することだ。兆円ゼロ金利政策を取ってきた黒田総裁にはできない。

4月からの日銀新総裁に期待するしかないのではないか。それまで日本経済が持つか。

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