2022年10月14日金曜日

どうなるウクライナ問題(49):戦場は3つあり、どちらが正しいかは国連の場という

今回のロシアのウクライナ侵攻で戦場は3つあり、どちらが正しいかは国連の場だという(朝日新聞2022.10.14)。3つの戦いの場とは「実際の戦場」「情報空間」そして「国連」だという。

12日の国連でのロシアによる一方的併合を非難する決議が賛成143か国、反対5か国、危険35か国、無投票10か国で決議された。今年3月のロシアへの即時撤退要求が賛成141だったのでそれを上回る結果になった。

賛成を多くするように文面にも工夫された結果だとはいえ、国連は正しい決議をしたことになる。ただし安保理ではロシア、中国が拒否権を使うので昨日はしていない。

実際の戦況もロシアが劣勢のようだ。ロシアが失った兵員は6000人弱と発表しているがウクライナ側は9万人に上るという。ロシアは兵員不足を部分動員令で補充しようとしているが訓練もせずのウクライナへ送り込まれているらしい。

要衝の要であるクリミヤ大橋が爆破されるとロシアは「ウクライナのテロ集団」の仕業として16か所を無差別攻撃に出た。国際人道法違反と批判されているが、プーチンは一向に気にしないか。

9月21日には「我が国の領土保全を脅かす場合は国民を守る」ために核兵器の使用をほのめかす。今度は「はったりではない」と言い出した。では今までは「はったり」だったのか。

バイデン大統領も「アルマゲドン」発言でけん制する。

情報空間の場でも双方の情報が飛び交う。これにSNSで市民までが参加するから膨大な情報だ。米英の情報機関が戦況を伝える。

毎日刻々と変わる情報から真実を要らびだすのは大変だ。

一方、国連の場での194か国の決議はそれぞれの国の事情を抱えているといっても賛成票と反対票を見れば圧倒的にロシアは不利だ。プーチンは気にしていないといっても、今自分の置かれている立場は鮮明にわかる。負けても勝っても世界の場での自分の立ち位置はないだろう。

早くそのことを理解し、停戦にもっていくべきだが、


 

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