2010年8月5日木曜日

「国会で審議を」発言が目立つ菅総理


今回の予算委員会の菅総理に「国会で審議を」という発言が多い。菅総理にどう考えているか、政府の方針を質問したときの答弁が「国会で審議を」なのだ。

みんなの党の江田さんからは「盗人猛々しい」と批判されたり、公明党の山口さんからは「民主党内、政府内で議論も尽くさない政策に対案など出せない」と突っぱねられる始末だ。

反対に、議員定数の削減、人件費削減に対する質問に、突っ込んだ発言をしたために、衆議院議長が三権分立の観点から反論されることもあった。

民主政治の根幹を揺るがす「政治とカネ」の問題では、「説明責任を果たすように指導力を発揮する気はないか」と質っされ、「辞任で一区切りした。後は国会で審議して欲しい」という。鳩山、小沢さんに関するスキャンダルには及び腰だ。党内事情で菅さんはドウしようもないのだから、それこそ国会で追及すべきである。

「ねじれ国会」での今後の国会運営について、かなり注目されている。「丁寧に 丁寧に」が民主党政権の方針である。先の国会での強行採決に謝罪している。強権的運営はもう出来ない。予算案だって修正もあり得るらしい。

民主党のお家の事情で国民が期待する改革ができない場合でも、国会審議で打開することも可能になった。公務員制度改革もその一つだ。自治労が民主党の支持団体であり、仙石官房長官も「公務員の数、人件費の削減への期待はバッシングだ」という旨の発言をしていた。これでは公務員改革は出来ないと見た。

しかし、みんなの党の案を野党が賛成すれば、改革も一歩進むことになる。野党の力で寄り厳しい改革が出来る道が開けるのだ。

野党は、改革法案を持っているようだが、国会審議を重視するのであれば、民主党も政府も良く検討し政策を固めるべきだ。野党案の丸飲み、ブレは国民に不安を与える。政策にブレがあってはならない。
そして、野党時代の発言、政策との整合性も必要だ。自民党の西田さんが「やってることと言ってることが違う。不誠実、不道徳だ」と批判したのを思い出して欲しい
写真:国会 今後の国会運営が注目される

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