2011年8月24日水曜日

民主党代表選:総理選びを失敗しないために









自民党政権末期から、ここしばらく我が国は総理選びに失敗している。政治空白を作ることは勿論のことであるが、ここに来て格付け会社ムーデイーズにより、日本国債の1段階下げが発表され、その理由の一つに総理が頻繁に替わることが上げられている。

その影響に注目したが、東京円の値動きは小幅で、東証株価も8600円台で、大きな理由は欧米の経済の先行き不安定が上げられている。総理がコロコロ変わっても経済には余り影響しなくなったのか。

でも、やはり民主党代表選は総理を選ぶことでもあり、注目せざるを得ない。

今までの総理選びを見ると、政権党にあって世論の人気投票でトップを占める議員、今では40~50%を占める若者、無党派層に任期のある者を選んできたし、もう一つは小沢さんの担ぐ、小沢さんに都合の良い者が選ばれた。

しかし、結果は皆、短命な政権で、国任の新を失い政権は崩壊していった。

理由は何なのか。

小沢さんの担ぐ総理の場合は、いつも言われている権力の二重構造で、小沢さんに振り回され、挙げ句は放り出されて崩壊していった。

では、国民の人気度の高い者を選んで、どうしてダメになっているのか。その議員の発言、振る舞いなどで評価するのであって、決して政治力が分って人気を博しているわけではない。

政党の国会議員は、選挙が第一で、選挙の顔として相手に勝てそうな議員を選ぶのだ。政治力がどうかは二の次だ。

もう一つの選択肢は、「悪さ加減の小さいこと」だ。何らかのスキャンダルは抱えているので、それが一番小さそうな者を選ぶのではないか。

では、今民主党の中で「次の総理に相応しい人」と見られているのは誰か。「新報道2001(2011.8.21)」の成人男女500人によると、前原21.2%、板野11.6%、小沢7.4%、岡田7.2%、野田6.8%、海江田4.2%、そのほか候補者に名前が挙がっている人達は、これ以下である。

前原さんが優勢のように伝えられているが、人気度でも第1位だ。でも、「政策を散らかすばかりでまとめることはしない」と自民党側から批判されている。

前原さんが、長期政権を築くことが出来るのか。しっかり政策を聞きたいところだ。


写真:民主党代表選でのキーパーソンになった前原さん、小沢さん 2011.8.24 テレビ朝日 報道ステーションより

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