2016年8月14日日曜日

14日、5時4分瀬戸内海中部地震、M3.9、深さ10km、近県で震度2観測

tenki.jpの瀬戸内海中部地震情報に2009年からいままでの
12回発生した地震の震源域をプロットした
危険視されている南海トラフ巨大地震の震源域の外側
だが、何が引き金になるか分からない。
2016.8.14作成
千葉県東方沖地震が発生したというので気象庁の地震情報を見たら、5時04分瀬戸内海中部を震源とする深さ10km、M3.9の地震が発生、香川、愛媛、高知、岡山、広島で震度1~2を観測したという。

14日5時4分発生の瀬戸内海中部地震
情報 気象庁HPから
瀬戸内海中部というと滅多に起きない場所で、かつ故郷の近くでもあり注目した。

7月1日に政府の地震調査委員会が中国地域のどこかで今後30年間に活断層によってM6.8以上の地震が起きる確率が50%と発表したばかりだ。この辺り岡山、広島、瀬戸内海は東部に分類され、活断層も少なく地震活動は低調と評価されているが、南海トラフ巨大地震でも発生すれば大きな影響が懸念されているのだ。

それでも発生確率は2~3%だ。

逆に北部の鳥取、島根県は1943年鳥取地震M7.2,1997年山口市阿東付近M6.6,2000年には鳥取西部地震M7.3のように大きな地震が続き発生確率は40%と高い。

地震割れ目地図を作成した京大防災研の西村先生も、活断層が存在しないエリアにも地震のリスクはあると指摘している。

今回の中国地方の活断層地域評価で分かったことだが、私の故郷の岡山県井原市付近には広島県東部から長者ケ原―芳井断層が走っており地震規模はM7.3,発生確率は不明というのだ。

例によってtenki.jpで瀬戸内海中部地震の発生状況を調べてみた。滅多に起きていない。2009年2回、2011年1回、2012年2回、13年2回、14年4回、16年に今までで1回の計12回だ。

南海トラフ巨大地震の震源域の外側にあるが、引き金になる事もあるので安心は出来ない。

測量学の村井先生がGPSによる地殻の異常からMEGA地震予測を発表している週刊ポスト「異常変動全国MAP“16 vol3」によると、四国の太平洋側と瀬戸内海側で真逆の動きが見られひずみが生じておいる。これまで以上に警戒が必要と言う。

こう言うことでもなければ身近な地震を知ることは出来ない。


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