2017年2月20日月曜日

豊洲問題で都議会に百条委設置:石原さんは「記憶に無い」「体調不良」で逃げれるか

豊洲問題で用地取得の経過を調べるため、都議会は百条委の設置を決めるそうだが、石原元知事は「記憶にない」「体調不良」で逃げれるのか。罰則が適用される証人喚問だ。訴追もされているので弁護士を囲んで対策に余念がないだろう。

以前に、「政治と金」で猪瀬さんは恥をさらした。バッグに5000万円の札束を無理してねじ込む姿はみっともなかった。舛添さんはそれを避けるために辞職した。例え権力者であっても皆が恐れる百条委での証人喚問だ。

カリスマ知事だった石原さんはどうなるか。権力者だったから利権の絡んだ判断をした可能性はある。

当時の市場長がテレビのインタビューで答えていた。石原さんはよく質問したし、それに答えた。知っているはずだという。

「記憶にない」では済まされないだろう。当時の会議などの議事録で時間を追って追求すべきだ。都議会議員にも大きな責任がある。まずい事項をスルーする事は出来ない。

   東京ガスが土壌汚染を理由に売却することを拒んでいたが、何故方針転換したのか。
   都に豊洲の土地が必要な理由が別にあったのか。
   汚染除去費約600億円がどうして都の負担になったのか。除去は簡単だと思っていたのか。
   石原、鹿島、東京ガスに利権が絡んでいないのか。
   無理押しすれば今回のような事態になることを予測できなかったのか。

最終的な責任は石原元知事にある事は皆の認めるところである。当時は「国のやらないことをやるんだ」とデイーゼル車排ガス規制、新銀行東京、標準外課税など勇ましかったが排ガス規制以外は評価されていない。

一方で、選挙にはめっぽう強かった。常にトップ当選、一時は出馬を止めたが後を託したはずの松沢さんが後れを取っているとみると再出馬を強行した。本等の理由は2人の息子さんが東京選挙区の衆議員だが、落選の恐れもあると言うことで奥さんが再出馬を要請したとも言われている。

石原元知事の政策には家族の意向が強く反映しているのだ。長男伸晃さんのアイデアで新銀行東京(後に400億円の追加出資)、確か4男のために若手芸術家育成事業としてトーキョーワンダーサイトも立ち上げた。当時、新聞を賑わしたものだ。

石原王国を築き都政を私物化した責任は大きい。豊洲の土地取得も何らかの関連があるのだろう。潔く本当の事を話し、責任を取るべきだ。


「体調不良」で緊急入院なんて望まない。

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