経済が本格的に再開できるときは、国民が外出しても「安全」と確信できた時ではないか。外出自粛、休業自粛要請で消費は停滞、安倍総理は「1.5か月で今回の感染を収束できた」というが、政府の自画自賛だ。
解除された後の人出をテレビで見ることができる。デパート、飲み屋、公園、海岸、観光地での人出は伸び、「ホッとした」「楽しかった」「仲間と飲みたかった」など喜び(?)の声が聞こえる一方で、「第2波が怖い」「こんな人出を見ると大丈夫かと心配になる」という意見が多いことに新型コロナウィルスの恐ろしさがわかる。
営業再開して事業者は、業界の「ガイドライン」により消毒や2m離す椅子、テーブルの配置、室内の換気、ビニールシートなどでの感染防止策をとっているが、接客を伴う業種は難しいようだ。しかし夜の繁華街の接客を伴う事業こそ感染源になっているのだ。
特に学校や小規模イベント施設などでは社会的距離を保てば収容能力の減で収支がとれるのか。学校は教室、授業のやり方で大きな問題を掲げている。
「新しい生活様式」「新しい日常」を築けというが、そう簡単ではない。コミュニケーションの取り方が大きく違ってくるのだ。
とりあえずは新型コロナウィルス以前の生活ができるかどうかだ。国民の警戒感が解け、「これなら大丈夫」と外出できるようになれば消費も伸び、本格的な経済再開が始まるのだ。
そういうときが来ないとなれば、経済再開も根本的に考え直さなければならないか。
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