2020年5月17日日曜日

東京の新規感染者数:17日は5人、でも「東京アラート」、再自粛要請の可能性も


テレビのニュース速報というと地震発生だったが今は、東京都の新規感染者数だ。17日、午後4時ごろ、確かフジテレビでニュース速報が流れ、「今日の東京の新規感染者数は5人、死亡7人」という内容だった。

5人と言っても検査数は不明、陽性率も分からない。2週間前というとGWの最後のほうだ。政府や東京都の関係者が「GWの人出が心配」としきりに発信していたので国民も最後のがんばりで外出自粛、休業要請にこたえた結果なのだろう。

でも、今週末の東京の人出を見ると買物で込み合う光景、公園や広場で遊ぶ親子の姿、誰が見ても「自粛疲れの人出」だ。

今の東京は、小池知事も5月末までは自粛を続けるという。「人との接触8割減」はそのままなのだ。休業要請の緩和ステップも0だ。現行の外出自粛要請、施設使用停止要請、イベント開催自粛要請中なのだ。

テレビの情報番組、新聞での各地域の人の動き、光景を見ていると解除された錯覚を起こし出かけてしまいそうだ。

人出は増え、そこに新型コロナウィルスの保菌者が触れ合ってくると飛まつ、接触感染で陽性者が出てくる。体調不良では外出しないだろうが、無症状感染者は外出の可能性が出てくる。不要不急の外出を控えれろというが長い間の不満、「自粛疲れ」は感染の危険を忘れさせる。

おまけに災難時に良く見られる「安全バイアス」が働き、今まで大丈夫だったので自分は大丈夫を判断しやすい。そういう人間が感染しても感染経路不明者になるのだ。感染経路不明者というが実際には分かっているが、言えないだけの話ではないか。

検査体制を整備し検査数を上げ、陽性者は隔離治療し、陰性で社会活動に戻す方法を取ったらどうかと思うが、医療体制も整っていないのにやたら検査数を増やすと医療がパニックになると反対する専門家もいる。だから現状の検査でいいのだとも言う。

だとすると、自粛要請が緩和されると人出も増え再び緊急事態宣言を発出する事態になる。海外では再び感染者数が増え第2波、第3波に襲われる事態にもなっているしわが国でも北海道がその例だ。

そういうのを繰り返しながらピークを抑えてニュースから遠ざかり、再びニュースになる日がやってくるのだ。ワクチン、治療薬の開発で収束とは行かないが、季節性インフルエンザのようになっていくのか。

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