「予算執行に必要な法案がある」と 解散・総選挙を避ける野田総理 2012.7.27 NHK国会中継より |
「野田総理 いつまでやるんですか、政治生命がいくつあるんですか」。27日の参院特別委員会で、自民党塚田議員が、何時まで経っても辞めようとしない野田総理に業を煮やし発した質問だ。
3党合意ができているので、社会保障一体改革、消費税増税関連法案が通ると総理は安心しきっているのではないか。消費税増税法案以外にやることがあるのかわからない。早く民意を問えという塚田議員の質問に、野田総理は安心しているわけではない。思いは変わらない。重い法案だと答えた。
更に、一体改革、マイナンバー、国民皆保険の維持、特例公債法案などしっかりやり遂げる。予算をしっかり執行するために、重要な法案が残っていると答えた。
その後、自民党の宮沢議員が政治スケジュールを示しながら、8,9月しか解散・総選挙のチャンスはないと畳み掛けたが解散の言質は取れなかった。
野田総理は「やるべきことをやった後、しかるべき時に国民に信を問う」というが、当面の予算執行を確保するというのであれば特例公債法案の行方だろう。
菅前総理と同じように、特例公債法成立と引き換えに解散・総選挙になるのか。内閣不信任決議案、問責決議案の後ではプライドにかかわるのではないか。かといって今国会で論争になっているのは、解散・総選挙の時期だけのような気もするが。
誰が考えても今の民主党政権は行き詰まっている。野田総理の政権運営での真意が測りかねる政治状況なのだ。
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