2017年2月20日月曜日

今日の新聞を読んで(60):トランプ流米国産とは米国内の工場で作れば良いことか

トランプ大統領流の「米国内で生産」とは、米国内の工場で生産すれば良いことなのか。「米国で作れ」、「米国産を買え」、「雇用を作れ」と保護主義に走るが内容は大したことではないのか。

トランプ大統領がボーイング社を訪れボーイング旅客機工場で米国産を絶賛したと言うが、ボーイング787ドリームライナーの部品70%は海外産であり主翼や胴体などは日本産が35%だという。何時かテレビでやっていたが機内でのプラスチック製のユニットなども日本製だと言っていた。

部品は海外で生産し米国内の工場で組み立てれば良いのだ。

今度、日米経済対話で問題になるインフラ投資で米国は高速鉄道を日本製にしようとしている。安倍総理も陣頭に立ってセールスしているが、アメリカに工場を作って新幹線を作るらしい。そうすると関連産業も米国へ出て行かなければならない。

何をやっているのか。

日本も内需拡大、雇用の創出の必要性が叫ばれているが、安倍政権のやっていることは逆行することではないか。

自動車も大変らしい。トヨタが名指しされ弁解していたが、今までトヨタが米国に工場を作り雇用を生み出していることなど問題ないのだ。トランプ大統領にしてみれば自分が大統領になった後、どうなったかが重要なのだ。

日米貿易不均衡で海外産の車の輸入を制限し、米国内で生産した車を消費者に買えというのだ。

報道によると、過去にあった「不買運動」をやるらしい。日本産の車に上ってハンマーで壊すシーンが又見られるのか。


安倍政権は米国に媚びを売る事は止めた方がいい。アメリカにしっかり言うべきことは言わないとこのままではアメリカ経済も狂って来ることになる。

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