2017年2月6日月曜日

東京・千代田区長選:小池陣営は本当に勝ったのか

5日の千代田区・区長選は石川さんがダントツの獲得票で5選を果たしたが、本当に小池都知事陣営の勝利だったのか。有権者数4万人、投票率約55%、何故か地方の市長選の規模だ。昼間は80万人にふくれると言うが夜間は4万人、大都市の現象だ。

選挙結果は石川さん16371票、与謝野さん4758票、五十嵐さん3970票で小池vsドン・内田で代理戦争は小池知事の勝利に終わった。

事務所での記者会見でも石川さんは「小池さんに大変お世話になった」と挨拶したが、本来なら「区民の皆さんのご支援で」と言うべきではなかったのか。

多選が批判される選挙にあって石川さんが5選を果たしたのは千代田区民のポピュリズム選挙の結果ではなかったか。それほど小池陣営にも適当な候補者が見つからず、勝てる候補者として石川さんが上がったのではないか。

この結果、自民党都連は分裂状態で小池サイドに鞍替えする議員が出ていると言うし、民進党は影が薄くなるばかりだ。

東京都政にあっては小池さんが「東京大改革」に声を張り上げる。自民党長期政権での利権がらみ、豊洲問題、東京オリンピックに関する諸問題はドン・内田を敵に回しての切り込みが成功している。

自民都連が弱体化する中で、石原元知事の利権がらみの都政がやり玉に挙がってきた。当時メデイアは石原批判をしていたが議会はドン・内田さんが牛耳っており何とか批判をかわしていた。

これから都議選に向け、小池vsドン・内田の戦いが続くようだが、いつまでこんな構図で都政を考えるのか。メデイアに影響されず冷静に都議選に対応しようではないか。


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