「自国第一」「保護主義」「反グローバル」を訴え欧州各国の右翼政党が台頭していると言うが、国際的に孤立化したロシアのプーチン大統領が融資、エネルギー供給で手を伸ばしているという。
新聞報道を見ると、フランスのFNルペン党首、オーストリアの自由党シュトラッフェ党首、イタリアの北部同盟の右翼政党が伸びてきたという。
そして彼らはプーチン大統領と接近しているが、今、米国のトランプ大統領にも接近し、EU首脳らと対立している。
これらの政党が力を付け欧州各国の政治に不安が募れば世界経済にも大きく影響する。
今年春の大統領選が予定されているフランスを見ると、保護主義など自国の利益を最優先する公約を掲げて極右政党・国民戦線のルペン党首への支持が高いと新聞は伝えるが、ルペン党首を支持しない有権者が対抗馬に投票すれば事情は違ってくるらしい。
と言うと、何やら米国の大統領選を思い出す。共和党の泡沫候補のトランプさんが勢いを付けクリントンさんを凌ぐ状況になったとき、メデイアは最後はアメリカの良心で対抗馬が出てくるだろうとみていたが、予想を裏切ってトランプさんが大統領に当選してしまった。
そして今、アメリカは勿論のこと世界中がトランプさんに振り回されている。ロシアのプーチン大統領はいい人だと接近している。何か弱みを握られているのだろうがオバマ政権時の政策をことごとく覆そうとしている。
プーチン大統領に接近する党首は皆「ロシアのクリミア併合が非合法」という考えに異を唱えている。ロシア制裁にも反対なのだ。
これを良いことにプーチン大統領は融資やエネルギー問題でこれらの党首に急接近なのだ。
日本の安倍政権だって同じではないか。右翼政治と言われ、プーチンとはエネルギー問題で接近している。カネをせびられているのだが北方4島問題は一向に前進しない。
行き過ぎたグローバリズムには反省すべきであるが、完全否定はロシア、中国の魔の手に晒されるだけだ。
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