加計学園疑惑は安倍官邸と側近連中の悪巧みで、その根源は萩生田官房副長官と見ると全てがストンと腑に落ちるのだが、文科省、内閣府の役人の所為にするには無理がある。
「総理の意向」文書も文科省にはあるが内閣府には見つからなかったというのもおかしい。おまけに「広域的と入れた」のは山本担当相だと言うが、どうしてもっと早く言えなかったのか。本当は萩生田官房副長官だが認めると安倍総理に近づくのを避けたためだ。
萩生田さんは落選中に加計学園関連の学校から食い扶持を得ていた事を考えても加計学園が今治市で獣医学部を新設したい意向を持っていたことは知っていたはずだ。
更に今週のFRIDAY(2017.6.30)で加計学園理事長の息子さんが獣医学講師をやっていると言うことで「ボンボンのためか」と記事にしている。
安倍さんは友人、萩生田さんも知人では理事長が獣医学部を新設したい意向を持っている事は知っているはず、おまけに規制改革、戦略特区構想で文科省の固い岩盤に風穴を開けようとしていた事もあって打って付けの案件になったのだ。
16日の参院予算委員会の集中審議で共産党の小池さんが安倍総理を厳しく追及していたが、問題の本質ではなく「対応に時間がかかった」ことを真摯に受け止め反省しているという。
それは安倍さんが頑なに調査を拒否していたためではないのか、そして本当の事を最初に説明しなかったことではないのか。
菅官房長官は当初「怪文書」と決めつけたが、下から上がってくる情報を勘案してのことで発言を撤回するつもりはないと言うが、怪文書が一人歩きしたとも言う。
文書の存在もはっきりした今、「怪文書」発言を撤回する機会だったろうが、認めると安倍政権が持たない危険がある。執拗な質問に逃げの一手だ。
上がってきた情報は全部把握し、イチイチ指示していた事は皆が知っていること、不祥事の根源は官邸にある。人格攻撃で葬り去ろうとしたと考えられるがメデイアは頑張った。
前川・前文科省次官vs菅官房長官の戦いは、前川さんの勝利に終わった。菅官房長官の負った傷は大きい。次回の内閣改造では無役だろう。
そして今回疑惑のかかった閣僚、側近連中は表舞台から姿を消すのではないか。居残りとなると安倍総理は民意を理解していないのだ。
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