2017年6月14日水曜日

加計学園、森友学園疑惑の判断基準は、どう「国益」を守っているかどうかだ

加計学園疑惑、森友学園疑惑は安倍総理の「徹底調査」指示で新しい局面に入ったようだが、その判断基準は「国益」を守ったか、害したかだ。官邸を始めとする安倍一派はどうか、前川・前事務次官とその同調者はどうかだ。

本来、新獣医学部新設計画は不足気味(?)の質の良い獣医を社会に送り出すことではなかったのか。畜産業での獣医不足、公務員獣医、そしてライフサイエンス分野での不足を補うのだ。

でも、加計学園が計画している学部の教授陣、スタッフの陣容、実験、教育設備は質の良い獣医を育成する為に十分なのか。「審議会」が調査すると言うが森友学園の二の舞にならないか。両事件とも建設が続行中だ。

そして、加計学園に決まったプロセスに「一点の曇りもない」と戦略特区諮問会議の民間議員は記者会見で弁明するが、今国会で野党やメデイアが「安倍ありき」「加計ありき」で規制改革、構造改革、戦略特区構想に公平、公正さにかける点がある事だ。

更に、おかしな事に真実を公表した前川さんに守秘義務違反、前川さんに同調する文科省官僚に国家公務員法(守秘義務)違反が発生するのではないかと言うのだ。読売新聞記者が前川さんの記者会見で質問し同席していた弁護士がすぐに「その点はコメントを控える」と遮った。

一方、今日の新聞に文科省副大臣が「上司の許可無く外部に情報を流出させることは国家公務員法(守秘義務)違反の可能性がある」と参院農林水産委員会で答弁したという。

何をバカなことを言っているのか。

全ての判断基準は「国益を守ったか害したか」だ。安倍官邸、内閣府、文科省官僚は国益を害し、前川さんや同調者は国益を守っている。


そんな事も分からない人間が要職に就いているとは残念ことだ。アメリカのトランプ大統領の「ロシアゲート事件」は米議会も頑張っているし、特別検察官が調査に乗り出している。国益を守る姿勢に日米に雲泥の差がある。

0 件のコメント: