加計学園疑惑で官邸、内閣府、文科省の連中は日夜、雁首そろえて悪事を企てているのだろうが、人間は悪事を企てている時、ウソをついている時が一番頭が活性化するのだ。
海外の大学でそういう研究が発表されている。
古くは悪事を企てているときが1番活性化していると言う報告を見たことがある(出典不明だが探せば私のファイルで探すことが出来る)。
米国テンプル大医学部の研究によると「ウソ」をついている人と本当の事を言っている人の脳の活性化をMRIで断層撮影した結果、「ウソ」をついている人の方が活性化していたという(読売新聞電子版 2004.11.3)。
更にエモリー大学神経科学者バーンズの研究チームが、集団の意見に組みしない難題に直面している時と大多数に順ったときでの右脳頂間溝の活性化の度合いをMRIで検査したという。集団の意見に組みしない方が活性化している。
そういうことを考えると加計学園疑惑が持ち上がった官邸、内閣府、文科省の連中がメデイアや野党、国民の大多数の意見に反して「再調査しない」「出所不明の怪文書」を押し通していたときも頭は活性化していたのだ。
ところが急転直下、松野文科省の発言が替わってきた。「再調査する」というのだ。「私が総理に進言した」と言う。
ここ一連の状況下では関係者の頭は一番活性化していたのだ。
数日前の菅官房長官の記者会見での記者の質問は厳しかった。官邸側が同じ質問を制していたが記者の質問が続いた。いつもは記者席の真ん中はがら空きなのだが今回は詰まっていた。
急いで会見場を後にした菅長官は、その後総理室に駆け込んだという。その夜安倍総理が「徹底究明を指示した」というのだ。
メデイアや野党、世論調査の結果からこれ以上再調査を拒否することは無理と判断したのだ。松野文科相が進言したなど誰も信用しない。安倍総理には向かうことは即首なのだ。
都議選での自民党不利、内閣支持率が20%台に下落で安倍総理も強気の姿勢を崩したのだ。それでも官房副長官は記者会見で「文書の存在を追加調査するのであって、文書の内容が本当かどうかは次の問題」と牽制することを忘れなかった。
こんな悪事を企てるのに頭を使うより。もっと国民のために頭を使ったらどうか。
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