読売新聞 2017.7.10 |
今回の九州北部豪雨で亡くなられた方々、被災された方々に心からご冥福、お見舞い申し上げます。
かって経験したことのない連続する豪雨、しかも数時間で数百mmの降雨は想像を絶するモノだったろう。80才の高齢者が「生まれて初めてだ」とコメントされていたが被災地ではよく聞く言葉だ。
今回の水害(?)の特徴は巨大な数の流木だろう。橋桁にひっかかって水を溢れさせ、住宅地に流れ込めばその破壊力は凄い。大木が居間に突き刺さっているテレビ画面を見るとゾッとする。
土砂ダムも出来、決壊の危険も出て来たという。中越地震で土砂ダムがクローズアップされたことがある。今回は流木がせき止めているのか。
これほどの流木なので上流はどうなっているのか心配だったが、読売新聞(2017.7.10)のニュースで山崩れした惨状を見る事が出来た。
見た限りでは沢筋に沿って山崩れしたようだ。植生は杉だから根は深くない。浅い滑り面に地下水が入り数々の山崩れの原因になっているのではないか。「表層崩壊」だ。
沢でないところは滑り面まで地下水が入っていないので何とか残った感じだが、今後更に豪雨が続けば崩壊の危険がある。
本来であれば今残っている箇所も同時に崩壊したかも知れない。そうなると甚大な災害になる。
復旧は大変だろう。沢の要所要所に砂防ダムを作ることになるだろうが、これで十分とは言えないだろう。今後の対策に注目したい。
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