トランプ政権に亀裂か 朝日新聞 2017.7.30 |
新聞報道によると、トランプ政権の主要閣僚の辞任が続く。
共和党の主流と太いパイプを持つとされるプリーバス首席補佐官が辞任と言うことは政権と党の調整役がいなくなると言うことか。確かにオバマケア廃止は共和党議員も反対し挫折した。スパイサー大統領報道官も辞任を表明している。
そうでなくても議会とはギクシャクしている議会運営が更に難しくなって来た。
ロシア疑惑との関係でセッション司法長官を任命したが、ロシア疑惑拡大で不満をぶちまけている。辞任も近いだろう。更にテイラーソン国務長官も意見の違いから不満を募らせ辞任の機会を狙っているという。
更に娘夫婦を含む側近連中も何かと話題に欠けない。ロシアンゲート事件はアメリカにとっては大きな大統領罷免事件と思うが今後どう動くのか。
大統領と閣僚が不満ばかりでは1年と持たないと思うのだが。
一方、安倍総理はどうか。3期連続、長期政権を目論んでいた本人、側近連中も今は夢物語、自民党自体が許さないだろう。一強の驕りがもろに出て来た。
世論調査では「安倍さん自身の信用」を失っている。加計学園疑惑では関係官僚全員が「記録がない」「記憶がない」と安倍総理を擁護するが、国民は誰も信じてはいない。忖度政治でキーマンは皆海外勤務で逃がし追求を難しくしている。
あれだけ不用意発言、日報隠蔽に関わった稲田さんを守り続けやっとの事で更迭に踏み切ったが、「この方が将来の女性総理」だなんて笑わせるではないか。
テロ等準備罪では国会答弁に四苦八苦する法務大臣を交代させず、最後まで全うさせた事は不可解なことだった。
自民党内でも反安倍の動きが出て来た。反アベノミクス勉強会には60人近くが集まったが、岸田さんも言うようにアベノミクスは見直すときだ。麻生さんも派閥拡大に熱心だし、岸田さんも宏池会復興の思いが強い。ポスト安倍を狙っていると言うが、石破さんも堂々と安倍政権を批判するようになった。
内閣改造、党役員人事は今後を占う良い機会だ。
0 件のコメント:
コメントを投稿