加計学園疑惑事件（２）：もしかして安倍総理は白で、萩生田副長官が黒では

安倍総理が海外出張中に閉会中審査で前川前文科省事務次官を参考人招致するという。もしかしたら安倍総理は白で、萩生田官房副長官が黒ではないかと言う気がしてきた。諸悪の根源は萩生田さんだが安倍総理に責任がないわけではない。

新獣医学部新設計画の過程で「加計ありき」が出て来たのは安倍総理の口利き、意向表明があったのではなく、萩生田さんが忖度（？）し牛耳ったと考えればストンと腑に落ちる。

安倍総理は国会審議などで「私が意向を言う機会はなかった」とよく言っていたが本当かも知れない。戦略特区の諮問会議でもそういうことを言うことは出来ないはずだ。

そして戦略特区構想推進に当たって加計学園の獣医学部新設にそんなに意気込みはなかったのではないか。プロセスが中途半端だったのでいろんな疑惑が出て来た。２，３校でも作れば良いじゃないかと言いだしたし、強固な岩盤規制にドリルで穴を開けると言いながら獣医師会の考えを考慮したと発言し、反論されていた。

安倍総理の戦略特区構想もいい加減なものだったのかも知れない。

一方の萩生田官房副長官は加計学園とはズブズブの関係なのだ。今日の新聞では千葉科学大学の客員教授だったことが大臣規範に反するというし、落選中は教授職で報酬を受けていたという。

加計学園理事長とは深い関係があり、長男は獣医学を教えているし将来は獣医師学部を持ちたい意向も知っていたはずだ。また文科省の有識者会議（？）で民間委員もしていたという。その時の文科相が下村さんで、献金疑惑も持ち上がり面倒なことになるかも知れない。

下村さんが告訴すれば実体が明るみに出るので歓迎ではないか。

だからといって安倍総理の責任が回避されるわけではない。森友、加計学園疑惑で安倍総理のお友達が利権者になるなど可笑しな事で、特に注意が必要であった。

何故、2件共に安倍総理のお友達なのか。そこに国民は疑問を持っている。安倍総理が丁寧な説明責任を逃れているから疑惑は増すばかりだ。

そこに戦略特区構想での行政の公平さを害する事になり都議会議員選挙で歴史的大敗を喫した。

安倍総理が「意向を伝えた覚えはない」という限り、他人が証明する方法はない。ここは萩生田官房副長官が真実を証言する必要があるが、与党が拒否している。だから益々安倍総理、萩生田副長官に疑惑が増すのだ。

これが安倍政権崩壊の糸口になる動きが出て来ている。