2017年7月17日月曜日

地球温暖化対策:誰が、何故騒いでいるのか

今の地球温暖化、誰が、何故騒いでいるのか。COPが近づけば騒ぎ、終われば静まりかえる世界の地球温暖化対策。科学的検証を後回しに政治マターとなって先行した結果の悪弊が未だ続く。

専門家や利権者がワイワイ騒いでいるだけではないかという批判も出ている。

地球温暖化ガスの排出量削減を決める京都議定書も当初はアメリカ、中国の二大排出国の不参加で効力が薄かった。

今、第一位の中国がアメリカとは逆に「パリ協定」を守ると言い出したが、中国は大国で有りながら「発展途上国」と主張するほど可笑しな国で、削減率も低い。それをアメリカは批判している。

一方、第2位のアメリカは、国内石炭産業を育成、雇用を創出する選挙公約を守るために「パリ協定」離脱だ。ドイツのG20では、アメリカを無視することは出来ず、化石燃料の効率的使用を宣言に加えた。

ところで、今の世界平均気温、CO2排出量はどうなっているのか。CO2濃度は400ppmを越えたが、平均気温は上昇していない。35.?℃、「ハイエスタ」と言うらしい。中緯度の海水温が上がっていることを考えると海水が吸収しているらしいが、10年後には再び気温上昇が起きるという。

一時、激しい論戦が繰り広げられた地球温暖化要因の「人為説」vs「自然変動説」だがお互いの主張を繰り返すばかりで平行線だ。「人為説」は温室効果ガス排出量に自然現象を加えたコンピューター・シミュレーションの結果だが、「ハイエスタ」は予想できなかった。

そんな事は別にして、最近の新聞に地球温暖化の悪影響が出ている。

航空機の飛行に影響が出ているのだ。気温が高くなると空気密度が減るために揚力が不足し飛行コースによっては荷物の減量、人員削減が要求されるらしい。今も国によっては実施している。

確か、2000年の初めに新聞に出ていたのを覚えている。航空機は自分ではき出す排気ガスが地球温暖化に影響し飛行するには減量が要求されていることになる。

南極でも大きな事件があった。超巨大氷山が大陸棚から分離し漂流を始めたという。1兆トンあり三重県と同じ大きさらしい。浮いていたために海面の上昇はないらしいが、生態系への影響が心配されている。

又、今日の朝日新聞では「地球異変」でアラスカの森に広がる「砂漠」がテーマになっている。凍土が重要な国であるが温暖化で凍土の溶解、メタンガスの発生、インフラへの影響が心配されている。

雷雨、突風、局所豪雨そして猛烈な(?)暑さ、テレビニュースは伝えるが誰も「地球温暖化」との関係には言及しない。地形、上空との温度差があれば何処でも発生する異常気象なのだ。



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