2021年8月29日日曜日

「選挙の顔」?:議員は「自分の顔」で選挙をやらないのか

 

菅総理のお膝元である横浜市長選で菅さんが押す小此木さんが惨敗したことで、「菅総理では選挙に勝てない」「選挙の顔」が俄然注目されて来た。自民党でも若手議員に危機感が強く、迫る総裁選は正式なルールで実施することのなり岸田さんが出馬表明した。 

国民の声を吸い上げる政党、幹事長任期を3年にするなど改革を進めるという。「菅で行こう」と考えていた安倍、麻生、二階さんらは派をまとめることもでき難くなってきたようだ。派閥の締め付けをやると自民党に反感が広がるのだ。

「選挙の顔」ではないといわれると菅総理にも気の毒な感がする。「「俺の顔」ではなく、「自分の顔」で戦え」と言いたいところだろう。私に住んでいる街で選挙ポスターを貼られる場所がある。公明党、共産党、維新の会はそれなりの人がツーショットの写真に乗っているが、自民党菅さんの写真はない。 

前回の総裁選で選んだ菅さんの評価が急落している。名前を出すだけで票が逃げると考えられているのだろう。 

菅さんが評価を落としている要因に、記者会見での姿勢がある。不安げな感じで何かを棒読みするような姿勢では国民に通じないのは当然だ。誰かアドバイザーに指導を受けたらどうか。身振り手振りは自信の程をうかがわせる。

一人の患者が出たためにロックダウンしたニュージーランドのアーダーン首相は記者会見でも手を動かしている。英国のジョンソン首相もそうだ。日産の元会長のゴーンさんも身振り手振りがすごかった。日産を食い物にした経営は批判されるところだが、見ていて説得力があった。

菅総理の身振り手振りで記者会見をやってみたらどうか。神奈川新聞に「たたき上げ総理」の欄がある。「たたき上げ」だからそんなことは出来ないのか。

国会議員は「自分の顔」で選挙をやるのではないのか。大島さん、伊吹さんら自民党の大物議員が引退を表明している。こういった人は地元の有権者をまとめることが出来たので永年勤続できたのだろう。 

一方、○○チルドレンとして時の総理の顔で当選できた若手議員、比例区議員は「総理の顔」が重要になる。その総理の顔もパッとせず、地方選で惨敗している総理では心もとないのだろう。 

落選した次の日から「辻立ち」をはじめる候補者もいる。総理経験者の野田さんも駅前での「辻立ち」を欠かさないと言う。「自分の顔」で当選し国会へ上がってきてほしいと思う。

「菅さんでダメ」なら菅政権の政策を改善する政策を打ち出せばいいのではないか。

 

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