自民党二階幹事長が総裁選を前に「今すぐ菅総裁を変える意義は見つからない」と言えば、森山国対委員長もテレビで「同感だ」とコメントした。
近づく自民党総裁選を何とか「無投票」でやりたいという菅総理の意を汲んだ自民党二階幹事長の魂胆がわかる。また、菅再選の道をつくり幹事長の職を続投、自民党内での主導権を得たいのだ。前回の安倍辞任後の菅総裁の道をつくったのと同じだ。
しかし国民の考えは違うのだ。「逆だよ 二階さん」と言いたい。国民の菅総理への支持率は30%を切ろうとしている。危険水域にある菅総理なのだ。自民党は国民の民意にこたえられる政党でないのか。
若手議員から正当な選挙を望む声があるという。当然だろう。国会議員384票に同じ票数の党員、党友票が加わり合計票で争われる。対抗馬だっていないわけではない。岸田さんは早くから出馬を表明しているが、何しろ人気がない。石破さんも人気はあるが永田町の自民村では人気がない。
しかし、ここで「正式な選挙での総裁選を実施します」とだけ言えばいいものを、余計なことを二階さんが言うから自民党の総裁選も混沌とする。
逆に今、菅総理でなければならない意義はあるのか。
確かに今、誰が総裁、総理になっても難しいかじ取りになる。総裁を変えてどうなるかと考えたら、「心機一変」と言うことになり、国民にインパクトを与えることは期待できる。
このまま菅総理で選挙を戦っても50議席以上減らす可能性が強い。過半数に行かないのだ。難しい政権運営になり、支持率は必ず下がる。そうなると辞任し総裁選で新しい総裁を決めることになるが、自民党のご都合での「たらい回し」政権と批判が出る。
やっぱり後の事を考えると、今回正式な総裁選をし二階さんは幹事長を辞任すべきだ。「古い体質の自民党」のイメージが強い。和歌山での自分の後任争いを有利に進めようとする意向が働いていると思うが、原則は公募ではないか。
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